二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

警察小説の金字塔 その2 ~エド・マクベイン「八頭の黒馬」を読む

2023年10月31日 | ミステリ・冒険小説等(海外)
   (左側はハヤカワのポケミス版) ■エド・マクベイン「八頭の黒馬」井上一夫訳 ハヤカワ・ミステリ文庫(1993年刊) わたし的にはなかなか読み応えのある一冊だった。偉大なるマンネリと、だれだったか解説で述べているが、いい意味でも悪い意味でもその通り。しかもすべてが長篇(「八頭の黒馬」は375ページ)。 ふと連想するのは池波正太郎の「鬼平犯科帳」。こちらは文庫本で全25巻、番外編の「乳房 . . . 本文を読む
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