昨日は図に乗って三個も日記をアップしてしまった^^;
というわけで、今日はネタ切れ。
さて、どうしよう・・・そうだ、定点観測があったぞ。
というわけで、「六本木」と名づけた立木の写真、3枚。
トップの画像は7/25撮影。
左の田に水がたまっている。右の田は一面の草、草。水が多いせいで、水辺の草が目立つ。
近くではカルガモの家族が餌をあさっていた。
8/22撮影。
右の田にはヨシ、ガマなどがはびこってきた。
まだ8月なのに、なぜか、この木々は葉を落としはじめ、秋の気配濃厚となりつつある。
9/6撮影。
ここは通勤途中のバイパスからほんのわずかな距離。
シラサギ(コサギ?)が補食に訪れている。
撮影データは、3枚とも共通:CX4、画質設定スタンダード、焦点距離85mm固定。
さて、さっき思い出したので、ネタをもうひとつ。
自身で詩を書くようになって、遅ればせながら、あらためて短詩系文学に関心が拡がってきた。
1)「芭蕉の門人」堀切 実著(岩波新書)
俳諧の初心者向け貴重な一冊。芭蕉の弟子や周辺人物について、懇切な解説がある。
著者が選ぶ蕉門十哲とは:去来、杉風、許六、丈草、其角、嵐雪、支考、野坡、凡兆、惟然の10人。武士、町人(商人)、農民、僧侶、遊び人など、門人にはさまざまな階級の弟子がいる。江戸は士農工商の身分差別のきびしい時代といわれるが、風雅の道には身分差別がない。そこがほんとうにおもしろいですぞ。
2)「正岡子規」坪内稔典著(岩波新書)
マイミクさくらいさんに紹介を受けた一書。子規をめぐる5つのエッセイ。ポイントはきちんと押さえてある。子規の入門書は汗牛充棟のありさまだろうが、古い時代のものは、事大主義的な色合いが濃くて、読むにたえないものが多い・・・ようにおもえる(^^;)
ま、数冊立ち読みしただけの印象だけれど。
3)「種田山頭火」金子兜太(講談社現代新書)
金子兜太さんといえば、東大・・・日銀と歩いてきたエリート中のエリート。
NHKなどによく顔を出しておられたが、そういう斯界の第一人者が、山頭火のような破天荒な俳人に強い関心を寄せているところがミソ。1974年の段階で、金子さんのような方が公平なまなざしをそそいだ本書を刊行し、80年代になってはじまる山頭火ブームに火がついたのだろう。
短詩系は、単語一語でガラリとその世界がひっくり返るところがなんといってもスリルがある。あるいは、解釈・評釈の別天地。
よく知られた句をひとつあげれば、去来の
岩鼻(いわはな)やここにもひとり月の客
を「ここにもひとり」と名のり出た自称の句とすべきだと喝破したエピソードは有名。
なにかの本で読んだら、芭蕉の作品人気ナンバー3は、
荒海や佐渡によこたふ天河
閑さや岩にしみ入る蝉の声
夏草や兵どもが夢の跡
・・・だそうである。
だけど、わたしはあえてあげれば、いまの心境としては、
初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
を選んでみたい気分であ~る(^^)/~~~