崖から足をすべらせ、転落した。
かろうじて一本の木の枝にしがみついて、落下をこらえている。
ギシッ、ギシッ・・・と、枝が折れていく音がする。
折れてしまえば、真っ暗な悪夢の世界へと、真っ逆さま。
明け方に、そんな夢をみてうなされた。
春さきさきには、愉しい夢をみることが多いのに、なんだか不吉。


高崎なのに、これまで歩いたことのない見知らぬ街角は、まだまだ存在する。
遠い、とおい他人の街。
一個のまなざしとなって歩きながら「ギシッ、ギシッ」と音がする。
シャッターを押しながら。


ニコンD7000とRICHO CX4をたずさえていったが、一眼レフの出番はほとんどなかった。名づけずに世界を見ること。そこに、なんともいえないアクチュアリティを感じている。
残念ながら、CX4もシャッター・タイムラグがかなりある。
わたしは途中で、動体を撮影することをあきらめねばならなかった。
かろうじて一本の木の枝にしがみついて、落下をこらえている。
ギシッ、ギシッ・・・と、枝が折れていく音がする。
折れてしまえば、真っ暗な悪夢の世界へと、真っ逆さま。
明け方に、そんな夢をみてうなされた。
春さきさきには、愉しい夢をみることが多いのに、なんだか不吉。


高崎なのに、これまで歩いたことのない見知らぬ街角は、まだまだ存在する。
遠い、とおい他人の街。
一個のまなざしとなって歩きながら「ギシッ、ギシッ」と音がする。
シャッターを押しながら。


ニコンD7000とRICHO CX4をたずさえていったが、一眼レフの出番はほとんどなかった。名づけずに世界を見ること。そこに、なんともいえないアクチュアリティを感じている。
残念ながら、CX4もシャッター・タイムラグがかなりある。
わたしは途中で、動体を撮影することをあきらめねばならなかった。