二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「小沢征爾 日本人と西洋音楽」 遠藤浩一著(PHP新書)

2010年06月08日 | エッセイ(国内)
こういう本を正しく評価するのは、ほんとうにむずかしい。 遠藤さんは旧民社党の月刊誌の編集部長などを歴任後、現在大学の日本文化研究所で教授をしたり、「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長をつとめているという。 だから、いい意味でも、悪い意味でも、まさに「論」となっている。 読んでいると、いささか頭が痛くなる。 音楽そのものは、われわれをこの世ならぬ世界へと飛翔させてくれるが、指揮者も楽団員も . . . 本文を読む
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「オーケストラは素敵だ」 茂木大輔(中公文庫)

2010年06月04日 | エッセイ(国内)
だじゃれやら、抱腹内幕暴露話やら、ずっこけ秘話やら満載のエッセイ。 茂木大輔さんは、クラシック界では、型破りのキャラクターなのだろう。 いや、そうでもないか? こういうキャラはけっこういるだろうが、それをすぐれたエッセイにまとめあげる才能を同時にもっているところが、稀有なのだ。 本書を読みながら、夜中にケラケラ笑ってしまった。 むかし、音楽室に飾ってあった、あの「楽聖」たちのポートレート。 へ . . . 本文を読む
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「音楽」武満徹 小沢征爾 (新潮文庫)

2010年06月04日 | 座談会・対談集・マンガその他
もうかなり以前に刊行されている。 関心がないわけではなかったけれど、いざとなると、手がのびなかった。 音楽的な素養がまったくないから、読んでもおもしろくないだろうと、ためらっていた。 高校時代に、ブラスバンドで活躍している友人がいた。 彼がはじめてわたしに「クラシック音楽とはなにか、その魅力とは」を語ってくれた。 武満徹さん、小沢征爾さんの名も、そのとき、友人から聞いている。 「交響 . . . 本文を読む
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