のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

小樽商科大学 9

2009-07-14 | 小説 忍路(おしょろ)
学生たちが三々五々、グループで下りてくる。彼らは私を見て決してよそ者とは思わないだろう。私はきっと商大の学生のように見えているに違いない。彼らとすれ違うたびに私はそう思った。  私は何気ない顔をしてキャンバスに入って行った。学舎は春休みのためであろう、学生の姿はなく閑散としてほとんどその入口は施錠されているようだった。  それは先ほどのすれ違った学生たちの活気からは想像できなかった静けさだ . . . 本文を読む
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