のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

小樽商科大学 16

2009-07-21 | 小説 忍路(おしょろ)
真っ白な雪の斜面にキラキラと建物は輝き渡り、その色は薄い緑であったり青であったり、あるいはピンクやクリーム色であったりして、それらが一斉に目に飛び込んで来る。私の眼はその鮮やかな光の量にしみて眩み、心に痛かった。  それは何よりこの美しさが、自然の中で生まれた無垢なるものの形ではなく、むしろその自然の中に生きる人の営みから生み出されたものだという思いからだった。  人の営みにはなぜか悲 . . . 本文を読む
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