N造船の社長にてつだってもらい丸木舟を裏返しにできた。
爪がはいるくらいに腐った部分をノミで削ったら、表面から1~2センチくらいがイモムシの巣になっていて、Nさんから「はやく気付いてよかったネカ」との言葉に励まされた。
手斧でハツリ、電動カンナで粗く平らに、センで仕上げたら、ちょっと見には腐っていたとは思えないほど目立たなくなってオッケイ牧場!
次回は6月3日のイベントの参加者の手を借りて、広い駐車場に人力移動、シアーライン(船縁のカーブ)の改良と船首のひび割れ対策。うまくいけばお昼から海に出られると思う。
普通の人はセンなんて知らないだろうが、細長い片刃の両端の柄を握って、樹皮を剝いたり、材を均一に削ったりできる古い木工具で、趣味の木工でも重宝する。
苔で緑色になっている部分はセンで除去
わたしのセンは糸魚川の桶職人の遺族から、柄がとれて淦錆びた焦げサンマみたいな状態を譲りうけ、自分で復活させたもの。昔の手道具は便利だし、そんな道具を見つけられるから、古道具屋巡りは趣味のひとつ。
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