ぬなかわヒスイ工房の床下に住み着いた小猫を保護して5年になる。
恩返しというわけでもなかろうが、親父が亡くなって気落ちしたお袋に寄り添ってくれるので感謝している。
お袋が泣いていると、寄ってきて顔を舐めてくれるそうだ。
毎朝、仏間で読経するお袋を、後ろから見守っている。
困ったこともある。
工房にトイレはないので、トイレを所望されると隣接する自宅に案内することになり、猫がいるから玄関はすぐにしめてくださいと注意すると、「うわぁ!ネコちゃんと遊びた~い!」と、玄関をあけたままいつまでも騒いでいる女性客グループも多いのだ。
先代の保護猫までは自由に外に出入りさせていたが、急に泡をふいて痙攣して死んだり、近所の飼い犬も同じ死に方をしたので、何者かが毒入りエサをまいている可能性が疑われ、外に出さないようになった。かわいそうだけど仕方ない。
そこで「早くしめろいっ!ヤツはこの隙を狙っているのだ!」と怒鳴らなくていいように、注意喚起の看板を置いてある。宅急便屋さんなどは「ネコちゃん大丈夫ですかぁ?」と恐る恐るちょっとだけ顔をだす(笑)
「猫の手も借りたい」と役に立たない例えにされるが、猫が家にいて、食って寝てアクビしてるだけで、空気はやわらかくなる。
たまに小ネズミやヤモリを昼寝するわたしの顔の横に置いていくのは、戦利品の自慢なのか?それともお裾分けだろうか?
とりあえず愛嬌があってヨロシイ。
嗚呼、わたしも猫のような人になりたい(=^・^=)
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