名作「ピアニャン」の著者の童話作家で糸魚川出身の小川英子さんが陣中見舞いにきてくれ、読み聞かせ会で朗読したばかりの絵本「あさいち」をいただく。
利益は能登半島地震の義援金とするための復刊本だそうだから、読んでみたい人はネット通販でなく街の本屋で注文を。災害につよい街つくりは地元の商店にお金を落とすことから!
ちびたい海でとった魚を売り、ちびたい雪をかきわけてとった野菜を売るおっかさたちの、こうてくだ(買ってください)の声でさんざめく冬の輪島朝市の風景。
野菜をうるおっかさの横に「これはあげます」と張り紙のある子犬が二匹はいった箱が置いてあり、「5ひきもうんでな・・・まごのおらんまにもってきたげ がっこからけぇってきたら なくだろうな・・・」と話している場面など、語尾をしり上がり気味にのばす能登方言に脳内変換するとシミジミする。
小遣いを「ぎえんきん」にしてくれた糸魚川東小学校の子供たちに、本書をご褒美に寄贈しようと思う。
「ベロだしちょんま」「モチモチの木」などなど、国語の時間に朗読してもらった本は大人になっても不思議と覚えている。
いつまでも能登に想いを馳せてほしい。
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