店舗や催事場で臨時雇用される販売員を、マネキンというのだそう。
いわゆる派遣労働者なのだけど、マネキンは人材派遣業者から紹介を受けて、求人先との直接契約をする個人事業者。
要請があれば試食販売、アパレル、ジュエリー、特産物なんでもござれの販売のプロフェッショナル。
いまいる催事場には60代くらいの地元女性のマネキンが多いようだが、みなさんほがらかで明朗快活なお人柄。
友人から、郡山には「クリームボックス」というご当地デザートがあると教えられ、どこに売っているのかと近所のマネキンさんに聞いたら、なんと翌朝さっそく買ってきてくれた。
甘いホイップクリームが塗られた厚きりパンで、おやつにはボユームがあり過ぎた(笑)
別のマネキンさんはご当地限定販売のお菓子をくれたが、なんて優しい女性たちなのだろう。
コロナ禍でマネキンさんの仕事も激減したそう。
一日中立ちっぱなしで、体調が悪くても、嫌味なお客さんにも笑みを絶やしてはいけない仕事。
時には家族を残して長期の県外出張もする。
シングルマザーとなり、この仕事で二人の子供を育てあげたマネキンさんの話しは、連続テレビ小説のヒロインのよう。
たくましくも優しい苦労人、マネキンさんたちに幸あれ!
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