大田区立郷土博物館の「大勾玉展」は、噂にたがわぬ濃い展示だった。
糸魚川からは長者ヶ原遺跡の「牙状勾玉」、後生山遺跡の「丁子頭勾玉」、田伏遺跡の「滑石製勾玉」の他、7,000年前の最古級の勾玉として大角地遺跡の「滑石製勾玉」が展示されていた。
ちなみに奴奈川神社と隣接した田伏遺跡は、天津神社と同じく祭祀と玉造り遺跡がセットになった遺跡なので、ヌナカワ姫伝説との関連性が取り沙汰されている遺跡。
そしてなんと、拙宅地下の笛吹田遺跡の「滑石製勾玉」と「ヒスイ原石」が展示されていてムハッ~と興奮!
すべて長者ヶ原遺跡考古館に展示されている勾玉でも、大角地遺跡の「滑石製勾玉」が、「7,000年前の最古級の勾玉」として説明書きがされていないのはもったいない。
やはり1,500点もの展示された勾玉の中では、唐津の遺跡の勾玉が際立って高品質。
長野県の古墳の勾玉はバレル研磨の後にフェルトバフを掛けたような見事な光沢で、どうやって研磨したのだろう?
残念ながら図録本はいまもって出版が間に合わずに購入できなかったし、パンフレットもカラー印刷ではなく白黒コピー(笑)担当学芸員さんが孤軍奮闘しているのか?予算も足りなかったのか?それでも一見の価値ある企画展。
みなさん応援のためにも観に行ってあげてあげてくださ~い!わたしも今日は二度目の見学。愉しいよう。
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