崩落した門前町琴ケ浜の溶岩ドームの柱状節理は、無斑晶質安山岩の岩塊と石灰岩質の泥岩がまじっているらしい。
溶岩ドームの下でひろった無斑晶質安山岩で石笛をつくったが、おそらく鉱物では誰もやっていない加工をして、シットリ感のある漆黒に近い半艶に仕上げてみた。
縄文風の意匠と親和性があるが、打製石器の石包丁をつくったり火打石にもなるから、門前町にお金が落ちるプレゼンをしている。ジオツーリズムで地域振興できる可能性があるのだ。
能登を見守る「能登之神」と銘打った連作にして、地元の人に見せたら「あの石ころがこんなに綺麗になるの?」と驚かれた。
輪島漆器もそうだけど、不用品も視点をかえればお宝になると教えるのが愉しい。
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