ヌナカワ姫伝説で「ブラカトリ」
夏のカヌーイベントでパドル扱いが上手な青年が参加して、なにものですか?と聞いたら、学生時代は探検部に属したラフティング競技の日本代表選手、南極観測隊にいたこともあるツワモノの香取拓馬さんで、なんとフォッサマグナミュージアムの学芸員!
すごい人物が行政にいたもんだが、こんな人は地域の宝。
地質学からみた歴史や民俗学にも興味があるとのことなので、「ヒトと地形の物語」の探求をやりましょう!と、ヌナカワ姫伝説の稚児ケ池にご案内。
口碑だけでなく、稚児ケ池は教育委員会の遺跡地図でも「奴奈川神社史跡」と「三十三塚遺跡」と載っている史跡なのだ。
稚児ケ池のすぐ南の丘の上には「奴奈川と眷属の寓居あり」との口碑があり、実際に山城の曲輪のように平になっている・・・果たして人為的な平地なのかが疑問だった。
香取さんの観察は、何十万年も前に姫川の氾濫がつくった「高地段丘」ではないかというもの。
糸魚川市街地は姫川と海川の扇状地で、その後背地に標高70~90mの京ヶ峰の丘が東西に連なり、その丘上に稚児ケ池と長者ヶ原遺跡は位置する。
氾濫が多発した暴れ川の姫川は、重いヒスイを上流から海へと押し流した糸魚川のヒトの歴史の母ともいえる。文字通り糸魚川はフォッサマグナが作った街。「ブラカトリ」面白い。
海からみた糸魚川の「ブラカトリ」、町並みの「ブラカトリ」、延喜古道の「ブラカトリ」も面白いネと興味は尽きない。
ヨットマンとして有名なタモリさんの人気番組「ブラタモリ」がロケに来たら、快活な海の男香取さんは案内役に最適。
その前に香取さんをエズキズム号に乗ってもらわんと。
江塚オーナーは新潟大学医学部時代にボート部に属していたから香取さんは大学の後輩でもあるし、南極の話も面白がって聞くだろう。
それとなく江塚オーナーに香取さんの情報を伝えたら、ぜひともエズキズム号に!と誘ってくれた。
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