「スノーマン」の作者レイモンド・ブリッグズが描いた
両親の実話を映画化した「エセルとアーネスト」
実はそんなことは露知らずに出かけていき
映画が始まってから気がつくという
まったくもってヌケてる私たち
ブリッグズ本人が語るように、何も起きない人生を送った2人。
住み込みのメイドだったエセルと牛乳配達をしていたアーネストは
大恐慌直前の1920年代に結婚。エセルは38歳でレイモンドを出産。
人生50年の時代の超高齢自然分娩!
母強し。恐れ入ります
一人っ子のレイモンドは両親に可愛がられてスクスク育つものの
ヨーロッパは第二次世界大戦に突入し、レイモンドは疎開、
両親はロンドンに残って空爆におびえる日々・・・・
この辺の20世紀前半の暗い史実とその中でも明るく懸命に生きる
一家の姿は時代を越えて普遍的に感動を呼ぶことでしょう。
生きていること自体いかに素晴らしいのかを気づかせてくれます。
2人の人生とは、
真っ暗だった所にある日ぽっとキャンドルの灯が灯り
小さな火はときどきの風雪に揺れ動きながらも灯り続け
大きくもならず消えもせず家族を照らし続けて
ある日、ぽっと消えていく・・・・
消えてから気がつく
その明るさ、温かさ、静かさ、穏やかさ、愛おしさ
淡々とした暮らしは無数に繰り返される万人のものでありながら
ふたつとして同じもののない、珠玉の時間
最期は車椅子から寝たきりになり、認知症を発症して亡くなるエセル
なぜか自分の未来を見せられたようで、ドキリとしました。
最愛の妻を亡くし、スージーという黒猫と寂しく暮らすアーネスト
ある冬の日に心臓発作を起こして帰らぬ人となります。
夫はその姿に自分を見たそうです。
2人は5歳違いで、エセルの方が年上(私は4歳年上)
とも1971年に亡くなりました。
これが私たちの晩年の姿なのだろうか
と深く想ってしまいました。
この映画は効きそうです。漢方薬のように。
何年どころか何十年も心の滋養になりそう。
映画館を出てきたら
大きな虹
やっぱりデジャブなのかな?
スージーはクロちゃん
(※普段からパパ命だし)
クロちゃん、ファイ
30年以上生きて化け猫になってパパを守ってね
「・・・・・・・」
両親の実話を映画化した「エセルとアーネスト」
実はそんなことは露知らずに出かけていき
映画が始まってから気がつくという
まったくもってヌケてる私たち
ブリッグズ本人が語るように、何も起きない人生を送った2人。
住み込みのメイドだったエセルと牛乳配達をしていたアーネストは
大恐慌直前の1920年代に結婚。エセルは38歳でレイモンドを出産。
人生50年の時代の超高齢自然分娩!
母強し。恐れ入ります
一人っ子のレイモンドは両親に可愛がられてスクスク育つものの
ヨーロッパは第二次世界大戦に突入し、レイモンドは疎開、
両親はロンドンに残って空爆におびえる日々・・・・
この辺の20世紀前半の暗い史実とその中でも明るく懸命に生きる
一家の姿は時代を越えて普遍的に感動を呼ぶことでしょう。
生きていること自体いかに素晴らしいのかを気づかせてくれます。
2人の人生とは、
真っ暗だった所にある日ぽっとキャンドルの灯が灯り
小さな火はときどきの風雪に揺れ動きながらも灯り続け
大きくもならず消えもせず家族を照らし続けて
ある日、ぽっと消えていく・・・・
消えてから気がつく
その明るさ、温かさ、静かさ、穏やかさ、愛おしさ
淡々とした暮らしは無数に繰り返される万人のものでありながら
ふたつとして同じもののない、珠玉の時間
最期は車椅子から寝たきりになり、認知症を発症して亡くなるエセル
なぜか自分の未来を見せられたようで、ドキリとしました。
最愛の妻を亡くし、スージーという黒猫と寂しく暮らすアーネスト
ある冬の日に心臓発作を起こして帰らぬ人となります。
夫はその姿に自分を見たそうです。
2人は5歳違いで、エセルの方が年上(私は4歳年上)
とも1971年に亡くなりました。
これが私たちの晩年の姿なのだろうか
と深く想ってしまいました。
この映画は効きそうです。漢方薬のように。
何年どころか何十年も心の滋養になりそう。
映画館を出てきたら
大きな虹
やっぱりデジャブなのかな?
スージーはクロちゃん
(※普段からパパ命だし)
クロちゃん、ファイ
30年以上生きて化け猫になってパパを守ってね
「・・・・・・・」