2005年2月19日に「もう一つの現実」というタイトルで日記を書いてから丸2年。
(原文はコチラから。ブログ化前なのでお手数ですが日付を追ってみてください)
とうとう私たちも、もう一つの現実を突きつけられてしまいました。
被害に遭ったのは温(13歳)です。
今日、学校帰りに最寄りの大通り(といっても住宅に挟まれた片道1車線の道)でバスを降り、道を渡ろうとしていたほんの一瞬に、走ってきたクルマの中から、生卵を投げつけられてしまいました。
道路に向かって一人で立っていた大きく動かぬ温は、「的」として狙いやすかったのでしょう。犯人は見知らぬ白人2人組みのティーンエイジャーで、彼らの顔まではっきりと見えるほどの至近距離からだったそうです。玉子が当たった胸には、しっかりと丸く跡が残っています。
「痛かったよ。」
照れながら言っていましたが、彼が恐怖と驚愕と理不尽の中で感じた痛みはいかほどだったかと思うと、背丈は大人並みでも中身はまだ中学2年生の息子が不憫でなりませんでした。大人でも同じことに直面したら、その衝撃は変わらないでしょう。
あまりのことに本人は呆気にとられ、クルマのナンバーを見ることすら思いつかなかったそうですが、小道に入ってから持っていた体操着に着替えた冷静さには感心しました。服に残った料理で見慣れたどろどろの玉子を、こんなにおぞましく感じたことはありません。
あまりの痛さに、割れた殻を見るまで玉子だと気付かなかったほどだったそうです。
「トマトとかボールかともっと硬いものかと思った。」
確かに跡の残り方から見ても(少し内出血があるかも)、
「当たったのが目じゃなくてよかった。」
と思わず手が合わさりそうでした。
私たちの住んでいる町は地域のフリーペーパーが毎週掲載している「犯罪マップ」を見ていても、最も犯罪の少ない一角ですが、こういう無差別な犯罪はどこにいても、いつでも、誰にでも起こりうるということでしょう。
残念ですがこれが今のオークランドの現実です。同じような話を何度か耳にしたことがあり(投げられたのはジュースの缶やゴミ等)
「アジア人差別」
と解釈する人もいるようですが、温のケースはもっと無目的の行き当たりばったりの犯行のように思えました。
前回の経験といい、今日の出来事といい、日々の生活を改めて考える大きなきっかけになりそうです。在住の方、お互いますます気をつけましょう!
(原文はコチラから。ブログ化前なのでお手数ですが日付を追ってみてください)
とうとう私たちも、もう一つの現実を突きつけられてしまいました。
被害に遭ったのは温(13歳)です。
今日、学校帰りに最寄りの大通り(といっても住宅に挟まれた片道1車線の道)でバスを降り、道を渡ろうとしていたほんの一瞬に、走ってきたクルマの中から、生卵を投げつけられてしまいました。
道路に向かって一人で立っていた大きく動かぬ温は、「的」として狙いやすかったのでしょう。犯人は見知らぬ白人2人組みのティーンエイジャーで、彼らの顔まではっきりと見えるほどの至近距離からだったそうです。玉子が当たった胸には、しっかりと丸く跡が残っています。
「痛かったよ。」
照れながら言っていましたが、彼が恐怖と驚愕と理不尽の中で感じた痛みはいかほどだったかと思うと、背丈は大人並みでも中身はまだ中学2年生の息子が不憫でなりませんでした。大人でも同じことに直面したら、その衝撃は変わらないでしょう。
あまりのことに本人は呆気にとられ、クルマのナンバーを見ることすら思いつかなかったそうですが、小道に入ってから持っていた体操着に着替えた冷静さには感心しました。服に残った料理で見慣れたどろどろの玉子を、こんなにおぞましく感じたことはありません。
あまりの痛さに、割れた殻を見るまで玉子だと気付かなかったほどだったそうです。
「トマトとかボールかともっと硬いものかと思った。」
確かに跡の残り方から見ても(少し内出血があるかも)、
「当たったのが目じゃなくてよかった。」
と思わず手が合わさりそうでした。
私たちの住んでいる町は地域のフリーペーパーが毎週掲載している「犯罪マップ」を見ていても、最も犯罪の少ない一角ですが、こういう無差別な犯罪はどこにいても、いつでも、誰にでも起こりうるということでしょう。
残念ですがこれが今のオークランドの現実です。同じような話を何度か耳にしたことがあり(投げられたのはジュースの缶やゴミ等)
「アジア人差別」
と解釈する人もいるようですが、温のケースはもっと無目的の行き当たりばったりの犯行のように思えました。
前回の経験といい、今日の出来事といい、日々の生活を改めて考える大きなきっかけになりそうです。在住の方、お互いますます気をつけましょう!