夫の長年の友人が、3年後を
メドにリタイアするそう。私
より2歳年上だそうで、現役
を引退したときは67歳です。
「スパっと辞めるの?」
「そのつもりなんだって」
「でも会社から依頼があれば
数年なら役職なしで週3ぐら
いなら働いてもいいらしい」
65歳の年金受給開始後も働く
キウイ(=NZ人)が増える傾向
にあるものの、まだまだスパ
っと辞める人が多いと感じる
ので彼がどうするか興味津々
彼は数年前からキャンピング
カーでNZ中のゴルフコース
を回るのをユルい目標に、あ
ちこちに繰り出しています。
全部で400ヵ所以上あるそう
で、リタイア後も忙しい
夫婦共通の趣味で羨ましい⛳
かくいう私も58歳でリタイア
してもうすぐ丸4年。コロナ
やその後のリバウンドなど通
常とは違う時期を経過した今
リタイアとは『人のいない無
限の草原を行くようなもの』
ではないかと考えています。
陽が降り注ぐ緑の草原は穏や
かな美しい丘陵ですが、道は
なく、人もまず見かけない。
どこへ行こうが行くまいが自
由で、道もなければ方角も判
らず、目的地もありません。
それを1人で黙々と行くこと
を愉しめるかどうかが、リタ
イアの鍵のように感じます。
夫や妻、家族がいるいないは
リタイアしようがしまいが同
じで、夫や妻は遊び相手では
なく、それぞれ生活があると
いうことにすぐ気づきます。
そもそも毎日遊んで暮らせる
訳でもないのはお判りの通り
仕事をしていたのも自分なら
それを辞めたのも自分。リタ
イアとは実に『個人的経験』
なのだと、実感しています。