ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

6月危機説:レベル3Day4

2020-05-01 | 移住生活
風薫らないの晩秋のNZ
ちょっと気温が下がると
暖炉の家の薪の香り


NZの6月危機説をぶち上げ
脳内シミュレーション中


なぜ6月なのかというと、
①政府が打ち出した12週間
の賃金補助の多くが6月8日
で最終期限を迎える

➁補助が切れた時点で企業
のリストラが本格化して
失業者が一段と増加する

③不動産相場が崩れる

➃先行き不安で消費低迷

以下➁~➃のスパイラル
で景気悪化が加速する

⑤最悪シナリオで冬場に第2波
が発生して再びロックダウン
(↑これはないと信じたい)


NZはロックダウンに際して
休業する企業の従業員、契約
社員、個人事業主などなど
影響を受けるほとんどすべて
の労働者に賃金補助を出し、
週20時間以上働いていれば
週585.80ドル、ざっと4万円が
支給されています。
(※週20時間未満は350ドル)


それが6月8日に切れた後に
どうなるのかは未発表です。


職場復帰して通常の賃金に
戻る人は問題ないとしても
多くの企業が減収減益に直面
しているので、この補助が
切れたところでリストラが
起きることが予想されます。


失業者となって国の生活保護
を受ければ、大幅な減額に💦
特に子どもがいてローンのない
持ち家のカップルは週478ドル
(※さらにこれは所得税引前)


共働きで現在585.80ドル×2人
だったのに比べて急激な減額
になるもようです。


自宅を売りに出す人が増えて
不動産が値崩れしそう


経済危機のときは株式市場が
暴落して3ヵ月後に不動産市場
も調整すると言われますが、
NZの株式が暴落したのが
3月だったので3ヵ月後は6月💦


感染の封じ込めに関しては
ブルームフィールド医務技監
が徹底した情報開示を進め

ブルーマーだけじゃなく(笑)
国民が幅広く彼に信頼を寄せ
ここまでついて来ましたが、


こと経済となると政治の領域
で不透明なこと極まりない💦


12週間の賃金補助の後、生活
保護に切り替わるとすれば、
今の暮らしぶりが変わる人が
大勢いるはずなのに、まるで
コロナ期間中このまま行ける
かのような楽観的雰囲気


しかし、賃金補助だけで名目
GDPの4%を使ってしまい、
これを続けたら財政が心配


でも今年は選挙の年なので
9月の選挙までシレっと延長
という恐ろしいシナリオも。



リーマンショックのときはこの
2人がいて「NZは大丈夫

と心から思えました。


NZの退屈男ビル・イングリッシュ
ががっちり財政の金庫番を務め

絶対の安心感がありました。


それに比べ今はなんと心細く
感染に勝って経済で倒れる
ということがないように
必死で祈るばかりです。

退屈男、カムバ~ック(笑)



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