土曜日の夜は、二宮にある「Boringerie Yamasita」という
小さなパン屋さんで行われた試写会に行って来ました。
店主の山下さんはデンマークの家具メーカーにお勤めだった方で、
お店は古い家をご自身で改装したそうです。
この日は少しパンが残っていましたが、
FBでよく「本日のパンは完売致しました」というお知らせを見ます。
試写会の映画は、「Simplife」というアメリカのタイニーハウスムーブメントを
取材したものです。
それまでの暮らしの中で得た物や固執してた生き方、考え方などを捨て、
シンプルにタイニーハウス(極小の移動式の家)で
生きることを選択した人たちのインタビュー映像でまとめられていました。
タイニーハウスだからこそ、その人にあった空間でなければ
結局は無理することになってしまうのだそうです。
何が自分に必要なのかを突き詰めることで、自分を知ることになる。
そこから始めることが重要なようです。
映画が終わってから映像作家の松永勉氏が
その後の出演者の様子をお話ししてくださいました。
タイニーハウスを出た人もいたりと、意外とフレキシブルに変化してるのが
とても興味深かった。
「持ってるものが多ければ多いほど人は動けなくなる」
ホントそうだなぁって思う。
人は変化して良いんだって、なんか安心した。
試写会の際に頼んでおいたお弁当も優しい味でとても美味しかった。
帰宅して早速、パンを試食して見ました。
見た目は素朴だけど、生地はしっとりしててドライフルーツがとても合ってて
美味しかったです。
映画の中に登場する人々はタイニーハウスを作る、住む
という行動を起こすことで周りに人が集まって来て、
そのつながりが人々の心を豊かにしていました。
何か真剣に取り組み行動することは、人の心を動かす。
小さな家に関わった人々が繋がりコミュニティーを築く、
そんなことを伝えたかったのではないかと思う映画でした。
(ここからは映画の伝えたかった部分とは違う解釈)
気になったのは出演者が、タイニーハウスの建築について
語ってる部分が多いこと。
家に関するアイデアや発想のルーツみたいなものを語ってるので、
家自体が大切な意味を持っていると考えているのではないかと思いました。
日本人的にはコミュニティーとか絆といったところに
焦点を合わせて捉えがちですが、もしかしたら出演者たちにとっては、
もっとドライな感じなんじゃないかなぁと思いました。
いづれにしても、自分を振り返る良いきっかけになりました。