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悪性リンパ腫と抗がん剤治療

2016年01月05日 | Health

今日はとってもシリアスな話を書こうと思う。

12月24日、欧介は「悪性リンパ腫」と診断された。

その日、蒼太のドッグドックの結果を聞きに病院へ行った。

欧介は前庭疾患後、腎臓のために2週間ごとに輸液をしている。

ちょうど年末ということもあって、付き添いだった欧介の輸液も頼むことにした。

数分後、T先生が深刻な顔をして現れた。

首のところが腫れてるという。

すぐに検査をしてもらいほぼ「悪性リンパ腫」に間違いないと診断された。

後日、病理組織検査の結果では「低分化型の多中心性リンパ腫」との回答だった。

余命2ヶ月。

短い。。。

 

選択肢としては、「(このまま)対処療法」か、「抗がん剤治療」か。。。

迷った。

15歳で腎臓も肝臓も僅かだが正常値を上回ってる。

リンパ腫の場合、抗がん剤をしても治るわけではなく延命治療になる。

副作用で健康状態が悪くなる可能性も高い。

 

年末年始にかけて悩むこともタイムリミットオーバーになりかねなかった。

時間がない。。。

 

オットと相談した。

どうするのが一番ベストなのか?

答えはなかった。

ベストなんて最初から無いからだ。

 

愛犬がこの病気になった人たちは一様にどちらの選択をしても後悔したり迷ったりしている。

私たちは欧介のためにしないよりはする努力をしたいと思っていた。

でもそれには大きすぎるくらいのリスクが伴う。

何かあった時に自分が選択したことを受け止められる覚悟ができずに迷っていた。

 

数日後、T先生から連絡があった。

「わからないこと、疑問に思うこと、何かあったらいつでもご連絡ください」

難しい決断をしなくてはいけない私たちをサポートしてくれる気持ちを感じた。

「私は、諦めたくない」と仰った言葉が心強かった。

 

「高齢犬だし、そこまでしなくてもいいんじゃない?」

っていうのが一般的なんじゃないかなぁ。。。

「諦めろ」ってことだ。

友人とも「結局歳とったら何もしてもらえないんだよね」って話になることも多かった。

病院だってリスクを背負いたくなければ、

「歳だからね~このまま。。。」て言えばいいだけ。

今の病院のT先生に変わってからは、

前庭疾患の時にも、病院内で開かれる「シニア教室」を勧めてくれた。

高齢でもしてあげられることがあり病院がサポートしてくれるってことが嬉しかった。

歯石除去も相談してみたら、検討してきちんと治療してくれた。

 

今回も欧介を老犬と片付けずにちゃんと診てくれた。

 

何があっても受け入れる覚悟ができた。

抗がん剤治療をしよう。

 


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