to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

匍匐前進

2011年08月06日 | Obedience

以前、欧介兄さんのホフク前進の 記事を載せましたが、

あれからさらに進化しました~。

手の動きや身体の動きではなくて、「コマンドの理解」が進みましたよ。

ちょっと身体が浮き気味なのが気になりますが、コマンドだけでできるようになってきました。

欧介兄さん、楽しくなってきたみたいです。

 

前回は、「これでイイの?」って表情で、どことなく緊張している様子で、

終わった後も、口元が緊張してるし、全体に尻尾も下がってます。

大げさなようだけど、そんな緊張を吹き飛ばすくらい褒め、

「いいんだよ~。できてるよ~。すごいね~。」と褒めまくります。

 

犬が不安そうにしたり、「良くわかんないよ~。」ってつまんなそうな顔をするからと言って、

こちらも怪訝な顔をしたり、「やりすぎたかな?」「ストレスかけちゃったかな?」

などと反省したりしません。

必ず理解する段階で、できていても不安になることはあるんです。

もちろんできないで不安そうなら、初歩に戻ってやり直しますが、

作業ができているのに元気がなかったり、動きが緩慢な場合は、

ただ自信が無い段階だと思われるので、褒めて自信を持たせます。

 

私は、2年くらい前まで、この自信が無い状態と言うものが理解できず、

「あぁ、つまんないんだ。。。じゃぁ、しばらくやらないで様子を見てみよう。」

または、「この作業好きじゃないのかな?合わないのかもしれない。。。」

と、考えて前へ進むことができませんでした。

結局、自信のない状態を克服できず、時々やってみると、

「あぁ、またこれね。。。」って顔を欧介はするし、ドヨ~ンとさせてしまうのでした。

 

訓練をしてると、壁をどんなに乗り越えようとしても乗り越えられずに

自信を喪失したり、出口とは別の方向へ突っ走って堂々巡りしてしまうこともあります。

私は、何かを習得する段階で、犬が自信を失い不安な状態に陥ることが

やる気を失うことと区別がつきませんでした。

欧介はもともと私を作業をするよりは、一人で好き勝手に過ごす方が好きだったので、

作業の最初の段階から、乗り気じゃないんです。

不安な気持ちなのか、やる気を失わせてしまったのか、分かりにくい。

この壁が越えられずに、欧介に伝えたくても伝えきれないものがたくさんありました。

越えて見ると、伝えたかったことが、もう既に欧介は少し前にわかっていた。

 

そうなのだ、いつも壁は私の前にあるんです。

決して犬の前にある訳じゃない。

あったとしても、彼らは4つ足で、瓦礫の山をサクサクと登るように

言葉を理解し越えて行くのかもしれない。

そして越えた先で待っていて、登れない私を引き上げてくれることもあるのだ。

どおりで、壁を乗り越えるごとに絆が深まるわけですね。

納得です。

 



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