to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

食事と排泄の大切さ

2016年01月27日 | Health

欧介兄さん、抗がん剤の副作用「腫瘍溶解性症候群」から回復してきました。

お散歩もできるようになってきました。

抗がん剤をする前のように動けるようになっています。

ごはんも順調に自分で食べられるようになってきました。

 

回復直後は、自分からごはんを食べられませんでした。

高栄養ドリンク剤をシリンジに入れて口の中へ流し込むと飲み込む程度でした。

 

このシリンジ、以前病院のシニア教室に参加した時にいただいたものです。

介護の際に必要と思われるものがいくつか入っていました。

ワンコ用のポカリスウェットが作れる粉末も役に立ちました。

シリンジに入れて少しづつ口に流して与えていました。

飼い主の気休め程度しか飲ませることはできませんでしたが、

何かしてるという安堵感はありました。

 

欧介に飲ませていると、蒼太くんも近づいてきます。

意外と上手に飲みます。

でも、なんか子牛に見えてしまうのは私だけ?

 

舌が上手に使える蒼太くんは前からペロペロして飲めます。

舌が麻痺しているのか、上手に使えない病み上がりの欧介は、

奥歯の手前あたりに入れてやらないと飲めない。

前から注入しちゃうとゲホゲホしちゃうます。

母の介護のときにお水などサラサラした飲み物にとろみをつける粉がありました。

ワンコ用もあればいいのに。。。

 

前庭疾患のときも、今回も、食事を取れない時期があると口の動きが悪くなる。

人の場合も胃瘻などで使わなくなると途端に唾液の分泌も少なくなるし舌もだらんとする。

犬の場合も同じなのかも。

苦しくなければ、口のまわりのマッサージや口腔内への刺激など

回復に向けてしてあげておくのもいいかもしれない。

 

排泄の介助も人と同様に大切だと思った。

欧介も危篤状態だった2日間であっても嘔吐や下痢のときには身体を動かして教えていた。

嘔吐は気管に入り肺炎を防ぐために必ず起こしてた。

ぐったりしてても身体を支えて4本足で立ってる状態にさせた。

オムツはしていたけど、下痢のときも立たせて腰を落とす感じに支えてやった。

本当に悪いときには垂れ流し状態だった。

それでも欧介が動こうとするときにはトイレに連れて行って立たせた。

何度となく「オムツしてるからいいかなぁ。。。辛そうだし。。。」って思った。

なんか、欧介の尊厳みたいなものを感じたんだよね。

尊厳は生きる力みたいなもので、それに突き動かされてた私がいたのかも。

 

オムツは飼い主にとって便利なもの。

だけど、排泄の意識を持っている限り、見過ごさずに尊重してやりたい。

 

食事、排泄がどんなにその子の精神力を向上させるかを今回のことでも知った。


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