蒼太くんにクリッカーで「Hug」を教えています。
だいぶしっかり抱えられるようになってきましたよ。
ここからは、なぜ今クリッカーを使って教えているのかというお話。
世界大会というオビディエンスの最高峰に身を置いてみて、
犬のパフォーマンスをまだまだ引き出す事ができると知りました。
FCIオビディエンスという競技はヨーロッパで生まれました。
私が以前やってたCD2は、JKCが定めた規定に沿って行われる競技で
日本人の考えた競技です。
日本の訓練の世界で培われた技術を当てはめて競技にした感じ。
オビディエンスをするには、競技が育った土壌を知る必要があると思います。
世界大会で他国選手の練習風景を見てポジティブであることが
トレーニングに必要だと感じました。
それは犬に対してだけでなく自分自身もポジティブである必要を感じました。
失敗を真剣に捉えるより、成功したことにもっと重点を置くべきだと思った。
これは、減点することに重きをおく日本の競技の中にいて、
犬を型にはめて行かざるを得ない自分と向き合った経験からもいえる。
ヨーロッパではそのペアの良い部分を認めようとする精神が成熟してた。
その土壌が、練習方法においてチャレンジしていくことを応援してるように思える。
そのための準備もより緻密だということも忘れてはならない。
クリッカートレーニングは、私を変える意味でも役立っている。