2022.4〜日本でも新しい規定でオビディエンスの競技会が実施されます。
脚側行進に関しては以前のものと比べても細かく書かれています。
以下、JKCのHPからの引用です。
脚側行進作 業中、犬は指導手の進路を妨げる「被る行進」、指導手と接触を図る行進を実行しては ならない。指導手も犬の行進を妨げる行為や、意図的に犬と接触する行進を実行して はならない。これら行為は重度ミスと見なされる。
(中略)
犬は自然体で行進すべきである。犬は指導手を見る事やアイコンタクトを維持する事 が認めらえる。これら行為は寧ろ好ましいとされるが、実行により不自然な頭部や胴 体保持、又は 90 度以下となる首と背線交差地点角度を引き起こしてはならい。犬種 によって自然な首線並びに背線維持の定義は相違する為、審査時に考慮される必要が ある。
と記載されています。
上の写真、左が私と端午、右がW先生と端午です。
一歩目の顔の位置が、私とだと一瞬下を向く。
先生とだと一歩目からちゃんと集中してる。
この文章から読み解くと左側の写真に近い脚側行進が推奨されているのかなと
思います。自然だから。。。
でも端午の状態を考えるとあまり集中してなくてフワーとした心理状態。
グッと集中して意欲的な状態がW先生との写真。
自然って。。。
どんな行進作業を自分の目標として設定すべきなのか。。。
迷うことなく私は右のW先生と端午の脚側を選ぶ。
それが不自然と評価されても。
何に基準を置くかはそれぞれだと思うが、
私は誰が見ても貫くような集中と意欲を表現したい。
まだまだその状態が作れず、四苦八苦してるけど、
理想はひとつだ。
ギュスとオビやってた頃からF先生に「最近は極端に顔上げて密着した状態の脚側行進は推奨されなくなってきてます」とは言われていたのだけど、エギとはこれまで通りの脚側を作ってきました。
先生も最近の流れにブツブツ言いってるし(笑)、IGP系の方々の多くはまだこれまでのスタイルで作ってるようですし...私も未だ試行錯誤してます。つい先日のレッスンで、被らないように淡々と、そして気持ちハンドラーと犬の間に隙間あける脚側をやってみたら、案の定先生からはダメ出しされました。NG出されたからというより、なんかエギも私も気持ちよく歩けなかったから、やっぱりこれは違うのかな、と思いました。私たちにとっては自然じゃない?
けっきょく自分と犬が楽しいと感じるスタイルを追求していくのかなぁ...人から評価されることより自分も犬も気持ちよく歩けるスタイル?それじゃ競技で評価されるのは難しいと言われても、楽しめないことは続かない私です。^^;
極端な密着や被りはそれはそれで犬が精神的に依存し過ぎて良くないというのもわかります。
数年前に世界大会で脚即5点取った人がいたけど、多分それが極端に密着してて、でも有名ハンドラーだったから何で5点なんだって批判もあってこういう規定ができたんだと思うけど、悩ましいです。