to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

「かわいそう」の基準

2013年09月20日 | 日々の出来事

いつもの広場で犬たちは車の後方に積んだケージから出入りをしています。

後方は開け放してあるので、ケージの中の犬たちの様子を見ることができます。

1頭づつ遊ばせたり、排泄させたり、訓練したり、アジ練したりなので一度に2頭出すのはほんの短い時間あるかないか。。。

時々お会いする飼い主さんがいるのですが、蒼太がケージから出て練習してるところへその方のワンコがトコトコとやってくる。

飼い主さんは、ケージに入っている欧介のところへやってきて「あら、こんなところに入れられちゃってかわいそうね~」と言ってる。

練習をやめて傍へ行くと、「この子は何で閉じ込めておくの?」と聞いてきた。

心の中で、「めんどくさいなぁ。。。」と思ったことはさておき。

「順番なんですよ~。」と適当に言って、蒼太をケージに戻し、欧介を出してボール投げをする準備をした。

飼い主さんは満足げに立ち去っていった。

それでも毎回運悪く蒼太が練習してて欧介がケージの時に現れては、

「あなた、また閉じ込められちゃってるのね~かわいそうに。。。」と嘆く。

(めんどくさ~~)って思いながら説明も面倒なので入れ替える。

一度説明を試みたんだけど、わかってない人には察することはあまりにも難しい様子。

 

順番を待つというルールづくりと1頭1頭に対して適切な運動や対応ができること、体調などの管理ができること、1体1の感情のやり取りの中で密接な絆を育むことができること、その他諸々。。。

 

ちなみにその方のワンコは11歳と高齢。

耳も遠いのかもしれないけど、好きなところへ行き、呼んでも無反応~。

太ってるので足腰に負担もあり、走ることはしないので適当に捕まえて帰ることができる。

「昔はやんちゃで大変だったのよ~」と言うけど今は面影なし。

 

そして先日、欧介がケージじゃない時に出会った~。

心の中で(ガッツポーズ!!)

リードに繋がってる欧介を見て、「あら、この子は放してあげないの?」と言う。

「放してもらえないの?かわいそうに。。。」って欧介に話しかけてる。

(. .;)

っていうか、むやみやたらとノーリードにしちゃいけないと思うけど。。。

特に呼んでも飼い主を無視してスルーする子っ!!

 

その時広場には何頭か犬連れがいて、適当な距離を置いてそれぞれのお散歩を楽しんでいた。

私はその適当な距離を「お互いに干渉しない距離」だと思ってる。

何らかの理由があって、距離を取ってるのじゃないかな。

お互いに気を使ってリードに繋いだ方がいいんじゃないって思った。

結局、この飼い主さんの「かわいそう」は、犬や他者を無視した自分本位のかわいそうなだけなのだ。

 

だからこれからもお会いするたびに私は、その方に期待してない無表情の老犬を見て「かわいそう」と思うのをやめようと思うのだ。


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