5年ほど前に「ワンコは前足でしか生きてない」って言うのを聞いた時は
え??どうゆうこと??って思ったっけ。
でも、オビディエンスの練習をしている中で後ろ足を意識させなければならないことが
何度かありました。
蒼太は、カラダを前へ動かす意識が強く、重心が前足に傾いていました。
これは教える私の意識にも原因がありました。
脚側停座を「アト」と言ったら前へ進むという意識で教えていました。
オビディエンス競技の中で、これは作業の始まりの合図になり、
前へ進むという意識は、強調されて行きました。
本当は、「アト」は脚側の位置で座ることなので、犬の重心はお尻側にないといけない。
とても感覚的なお話ですが、意識するとかなり変わります。
蒼太側の意識の助けになったのが、Tタッチで使用するボディーラップです。
この話は、こちらで。
そして、前足重心な蒼太に、後ろ足もあるんだよって気付かせるための一つとして
後ろ足を何かに乗せる遊びをします。
最初は、もっと大きくて少し厚みのある足触りのわかりやすいものから初めて、
動画に出てくるような小さな台やホームベースのような
ほぼ色で違いを判断するようなものまで、なんでもできるようになってきます。
後脚を意識して、重心が整いカラダのバランスが取れてくると
気持ちも安定して、パフォーマンスも上がってきます。
スポーツ選手が体幹トレーニングをするのと同じなんですね。
犬のカラダと意識を考えていろんなことを教えてあげると
スムーズに学習できるし無理がないから楽しいです。