長野県上田市諏訪形に荒神宮があります。
地元では荒神さんと親しみを込めて呼ばれています。荒神という神様は一般に、家内安全・火の神・かまどの神とされています。
上田藩主であった真田氏、仙石氏、松平氏からも祟敬篤く、仙石氏からは元和元年(1615)、神料地として諏訪形字豊田沖に6石1升5合を拝領しています。
治承4年(1180)、高倉宮の平家追討の宣旨をうけた木曽義仲はこの地に滞陣しました。家来の今井兼平の子を、この荒神宮につかわして戦勝祈願しています。
別当の職名を受けた文化8年(1811)、若宮、高町の大火災で荒神宮も焼失したそうです。文久3年(1863)、彫刻家としても有名な大工棟梁竹内八十吉によって再建されています。
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