京都府京都市右京区花園妙心寺町に妙心寺があります。
妙心寺の法堂(はっとう)は、開山300年遠忌を記念して承応4年(1655)に建設がはじまり、明暦2年(1656)に完成した建物です。妙心寺の中で最も大きなお堂です。住職が法要儀式を行うところで、普段は何も祀られていませんが、法要に応じて対象の仏像などが須彌壇上に祀られます。
法堂は間口5間、奥行4間、単層裳階(もこし)付きで、入母屋造り、本瓦葺きの建物です。仏殿と同じ造りですが、一回り大きく、建立も古く、より禅宗様(唐様)に徹しています。堂内のケヤキの柱は、原木を四つ割にして丸く削られたもので、高さ8m、周囲2mで、富士山麓より海路によって運ばれたそうです。
内陣の鏡天井には、狩野探幽が8年をかけて描いたという「八方睨みの龍」と呼ばれる「雲龍図」が描かれています。また堂内には国宝の「黄鐘調(おうじきちょう)の鐘」があります。文武2年(698)鋳造の日本最古の梵鐘で、吉田兼好の徒然草にも記されている名鐘です。法堂は明治45年(1912)に国の重要文化財に指定されています。
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