京都府京都市右京区梅ケ畑奥殿町に為因寺(いいんじ)があります。
為因寺は周山街道沿いの梅ヶ畑の集落のやや高台の少し分かりずらい所にあります。近世まで高山寺境内にあって、廃寺になった善妙寺(ぜんみょうじ)が、天正7年(1579)に為因寺として再建されたようです。
高山寺縁起には貞応2年(1223)、高山寺別院として華厳宗、尼寺の善妙寺(善妙尼寺)が建立されたと記されているそうです。その前身は承久の乱で刑死した中御門宗行の妻・戒光(かいこう)が建立した小寺で、女人成仏、女人救済の善妙神像が祀られたそうです。
善妙寺に建てられていた宝篋印塔は、釈迦に女の人の出家を認めさせた阿難陀の供養塔とされていました。明治政府の神仏分離令後の廃仏毀釈により破壊されそうになりましたが、旧善妙寺境内(高雄小学校)に後世に残すために埋められていたそうです。昭和31年(1956)、小学校の建設工事の時に発見され、国の重要文化財に指定されました。
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