旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

旧茂木家住宅

2009年01月26日 | 旅 歴史
 今日は群馬県富岡市宮崎の宮崎公園にある旧茂木家住宅を紹介します。
 この家はもとは市内神農原に建てられていたものです。板ぶき屋根の民家としては全国的にも最も古い建築方式で戦国時代の大永7年(1527)の建築だそうです。
 柱材に残された後世の墨書に大永7年の建築と記されていたそうです。この所有者であった茂木家の先祖が、戦国時代に神農原にあった大山城の城主であったという古文書も伝えられています。 
 切妻造りの板葺石置屋根の民家で桁行15.152m、梁間7.576mあるそうです。柱材の組み方は雄大で力強く中世の特徴をよく残しています。
 昭和45年6月、国の重要文化財に指定されました。昭和52年に宮崎公園に移設、保存修理のうえ一般に公開されています。
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高崎白衣大観音

2009年01月22日 | 旅 歴史
今日は群馬県高崎市石原町の高崎白衣大観音を紹介します。
 高崎市の西方に広がる観音山丘陵の頂上には白衣大観音がそびえ立っています。平成12年(2000)には像としては初めて国の登録有形文化財に選定されたそうです。
 高崎市街地を見下ろす観音様は、昭和11年(1936)に実業家井上保三郎によって建立されたそうです。今では高崎のシンボルとして市民に愛されています。
 高さは41.8mで地上9階建ての大きなものです。慈愛に満ちた柔和な表情をしています。
 胎内は9層に分かれていて、20体の仏像を安置しているそうです。内部を肩の辺まで階段で上がることができます。
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榛名湖

2009年01月18日 | 旅 歴史
 榛名湖は美しい榛名の山並みに囲まれた標高1100メートルの別天地、榛名火山のカルデラに水がたまってできた湖です。東西約1km、南北1.3kmの勾玉型で、周囲は約5km。のんびりと歩くトテ馬車も人気があります。榛名富士を湖面に映した姿は絶景のひとこと。四季を通じてたくさんの観光客で賑わう榛名湖の一帯は県立榛名公園として整備されています。
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榛名神社

2009年01月16日 | 旅 歴史
今日は群馬県高崎市榛名湖町にある榛名神社を紹介します。
 榛名神社は榛名山中腹にあり、1400年の歴史をもつ霊地です。 この神社は用明天皇元年つまり927年の創建と伝えられています。火と水の神を祀る山岳信仰の本山なのです。
 旧仁王門であった随神門(ずいしんもん)は弘化4年(1847)上棟されています。棟梁は埼玉県宮内の関根修理、神仏分離までは二力士像があって運慶の作と伝えられていました。
 慶応4年(1868)3月、神仏分離令が出され、仏教的なものは排斥されました。このとき、榛名神社から仏教色は一掃されたそうですこの三重塔は1869年に再建されたそうです。現在は神宝殿と呼ばれ珍しく神を祀っている三重塔なのです。
 古墳時代に山麓豪族居住地近くにまつられていた榛名神社が、天台、真言の密教徒により、道場であった現榛名神社の岩場へ奉られたと思われます。
 明治時代まで神仏習合でありました。現在の社殿は1804年に完成した江戸時代権現造りです。三重の扉の奥は神体岩洞中で、御神体がまつられているということです。
 本殿に続いて権現造の社殿が建てられています。国祖殿、額殿、神楽殿、縁結びの杵築社が祀られています。本殿の背後にご神体の巨岩が聳え立っています。
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少林山達磨寺

2009年01月15日 | 旅 歴史
今日は群馬県高崎市鼻高町にある少林山達磨寺を紹介します。
 昔、大洪水で碓氷川に流れて来た大木を一了行者が達磨大師の像を彫ってお堂に安置したのがこの寺の起こりです。
 元禄十年(1696)前橋城主酒井公が水戸光圀公にお願いして、中国の渡来僧「心越禅師」(しんえつぜんじ)を迎え禅の道場として、この寺が開かれたそうです。
 方位方災を除くという北斗星を神格化した北辰鎮宅霊符尊(ほくしんちんたくれいふそん)と達磨大師を祀っています。
 達磨寺は、張り子の縁起達磨の生まれた寺として知られていて、数々の「だるま」が祭ってある「達磨堂」があります。
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中之嶽神社

2009年01月08日 | 旅 歴史
今日ご紹介しますのは群馬県下仁田町上小坂にある中之嶽神社です。
 中之嶽神社は妙義山の中腹に位置し、寿永元年(1182)欽明天皇の時代に創建された古社で日本武尊を祀っています。大黒尊天霊場でもあります。
 第52代嵯峨天皇の勅命により、弘仁九年(819年)大納言藤原冬嗣卿と弘法大師が登嶽し、大国主神出雲大社の分社として創設されたそうです。
 中之嶽大国神社です。関東の出雲として世に知られているそうです。だいこく様は普通は木槌を持っていますがここのは剣を持っています。剣が厄や悪霊を祓うといわれているそうです。
 古くから妙義山信仰の社として参拝されている中之嶽神社の社殿です。後方には轟岩という奇岩が空を突き刺す様にそびえています。
 中之嶽神社はその轟岩を御神体としているので拝殿・幣殿のみで本殿がない珍しい様式となっています。 大和時代の第29代欽明天皇(在位539-571年)の御代に妙形氏が社殿を建立したそうです。平安末期、第82代後鳥羽天皇の寿永2年(1183)藤原祐胤卿が神剣を奉納したそうです。
 江戸時代に入ると、第108代後水尾天皇の元和2年(1616)加藤長清(道士)が登厳し中興の開山主として神器を守り奉斉し、諸大名が崇敬を寄せるようになったそうです。
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神津牧場

2009年01月04日 | 旅 歴史
 今日は群馬県甘楽郡下仁田町南野牧にある神津牧場を紹介します。
 明治20年(1887)創設の日本初の洋式牧場です。 長野県北佐久郡志賀村出身の神津邦太郎氏によって開設されたそうです。
 長野県境の標高1000mの物見山東斜面に総面積350ヘクタールの牧場が広がっています。遊歩道や草広場なども整備されています。
 アルプスの高原牧場を思わせるとんがり屋根の牧舎が印象的です。動物と触れあえるふれあい広場なども人気です。
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竹久夢二伊香保記念館

2009年01月03日 | 旅 歴史
今日は渋川市伊香保町伊香保にある竹久夢二伊香保記念館を紹介します。
 竹久夢二伊香保記念館は、夢二の伊香保を愛した心にこたえ昭和56年5月に建設されました。 大正8年『宵待草』が日本中で歌われ、夢二の名が知れ渡った頃、伊香保の少女からの一通の手紙から伊香保・榛名をこよなく愛することになりました。
 夢二は榛名湖のほとりにアトリエを建て、そこを産業美術学校にしようと考えました。しかしその思い半ばにしてこの世を去っていきました。
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五徳山水沢寺

2009年01月01日 | 旅 歴史
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 今日は五徳山水沢寺を紹介いたします。
 五徳山水沢観世音は阪東三十三観音の第十六番霊場で、一般には水沢観音の名で親しまれています。
 伊香保温泉から南東約4kmにあります。推古天皇、持統天皇の勅願により高麗 の高僧恵潅僧上の開基にして、国司高光中将公の創建です。 本尊は千手観音です。
 水沢観音山門下にずらりと立ち並んだうどん店は、恵潅僧上の指導のもと、参拝者にうどん を振る舞ったことから有名になりました。
 境内にある六角堂は全国でも珍しい回転する二重塔です。地蔵堂とも呼ばれ元禄時代に建立されました。重要文化財に指定されています。
 中には6体の地蔵尊が安置されていて、真心を込めて六角堂を左に3回迴して願いごとをすると、願いがかなうと伝えられています。
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