旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

納沙布岬

2011年10月31日 | 旅 歴史
 北海道根室市納沙布にある納沙布岬です。
 納沙布岬は一般人が行くことができる日本最東端の岬です。珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうにはロシアが不法占領して実効支配が続いている歯舞群島があります。
 納沙布岬から太平洋とオホーツク海が分かれています。岬には納沙布岬灯台、四島のかけはし、北方館、平和の塔があり、北方領土や根室半島も一望できます。

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風蓮湖

2011年10月30日 | 旅 歴史
 北海道根室市~野付郡別海町にある風蓮湖です。
 風蓮湖は根室半島のつけ根に位置し、周囲約96kmの海水の混ざる汽水湖です。コマイやチカ、カレイ、ニシンなどの漁業が行われる一方、オオハクチョウをはじめとする渡り鳥の重要な中継地です。
 風蓮湖と根室湾を区切るように、長さ8km、幅1.3kmの長大な砂州「春国岱」(しゅんくにたい)があります。国内最大級のハマナスの大群落や、砂丘上に自生するめずらしいアカエゾ松の原生林などがあります。
 風蓮湖は国内最大の白鳥の飛来地としてだけでなく、春国岱と合わせると日本で観ることができる野鳥の半数以上、約330種の野鳥を観察することができます。春国岱を含めて平成17年(2005)年にラムサール条約湿地に登録されています。

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阿寒湖

2011年10月29日 | 旅 歴史
 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉にある阿寒湖です。
 阿寒湖は全域が阿寒国立公園に属する雄阿寒岳のカルデラ湖です。面積13平方km、最大深度44.8m、湖面標高420m、北海道で5番目に大きい淡水湖です。
 湖上には大小の島々が浮かんでいます。水鳥の生息にとって重要な湿地として、平成17年(2005)ラムサール条約に登録されました。
 阿寒湖には特別天然記念物のマリモ(毬藻)が生息してます。主に北岸のチュウルイ湾とキネタンベ湾に生息し、鮮やかな緑色、ビロード状の美しい球形をしています。直径は小さなもので2cm、大きいものでは15cm以上にもなります。
 またベニザケの湖沼残留型であるヒメマスも生息しています。周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われています。

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阿寒湖アイヌコタン

2011年10月28日 | 旅 歴史
 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉にある阿寒湖アイヌコタンです。
 阿寒湖アイヌコタンは温泉街の一角にあり、北海道で一番大きなアイヌコタン(アイヌ集落)です。200人ぐらいのアイヌの人々が生活しています。
 木彫りの工芸品店を中心に30軒あまりの物産店が通りの両側に並びアイヌの人や動物などの木彫り製品を売っています。
 コタン中央にあるチセ(家)では、国の重要無形民俗文化財に指定されているアイヌの古式舞踊を見ることができます。またここではアイヌの民族衣装の貸出しもいています。

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双湖台

2011年10月27日 | 旅 歴史
 北海道釧路市阿寒町にある双湖台です。
 双湖台は阿寒湖と屈斜路湖・摩周湖を結ぶ国道241号線、通称「阿寒横断道路」沿いにあります。
 アカエゾマツなどが茂る大樹海の間に、アイヌの言葉で「上の湖」を意味するパンケトーと、「下の湖」を意味するペンケトーと名付けられた2つの湖を眺望することができます。
 手前に見えるペンケトーは、北海道のかたちに見えることで有名です。パンケトーはごく一部しか見えませんが、湖としてはこちらのほうが大きいのです。どちらの湖も立ち入りは禁止されています。

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摩周湖

2011年10月26日 | 旅 歴史
 北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野にある摩周湖です。
 摩周湖は7千年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖です。湖岸の海抜が351mもあり、険しい斜面の岸で囲まれています。
 日本でもっとも透明度の高い湖で、世界ではバイカル湖についでいます。急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、晴れた日には「摩周ブルー」を見ることができます。平成3年(2001)には北海道遺産に選定されました。
 湖の中央に断崖の小島カムイシュ島があり、南東端に標高858mの神の山という意味のカムイヌプリ(摩周岳)がそびえています。
 流入する川はなく流出する川もありません。周辺の降雨が土壌に浸透したあと、十分にろ過されて流入するため有機物の混入が非常に少なく、生活排水の影響もないためリン酸塩の流入もありません。

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硫黄山

2011年10月25日 | 旅 歴史
 北海道川上郡弟子屈町川湯にある硫黄山です。
 硫黄山は第四紀火山で活火山です。標高は512m、アトサヌプリとも呼ばれています。アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)という意味です。茶色の地肌がむき出しの山麓から山頂にかけて無数の噴気孔があり、硫黄分を含んだ白煙が上がっています。
 明治初期には硫黄の産出も行われていました。明治19年(1886)には約1万400トンを採鉱し、全道一の硫黄鉱山になるほどの埋蔵量を誇っていました。大量採鉱、大量輸送によって硫黄資源は枯渇してしまい、明治29年(1896)に採鉱を休止、鉄道も廃線になりました。
 8千年ほど前、屈斜路カルデラで発生した大噴火により隆起して硫黄山が出来、その後、安政年間(1854年頃)に小噴火しました。「熊落とし」火口がその時のものです。遊歩道で噴気地帯まで入ることもできます。

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弟子屈町屈斜路コタン アイヌ民俗資料館

2011年10月24日 | 旅 歴史
 北海道川上郡弟子屈町屈斜路にある弟子屈町屈斜路コタン アイヌ民俗資料館です。
 アイヌ民俗資料館は屈斜路湖南岸のかつてアイヌの人々の集落だったコタンの地に建っています。古代神殿風の個性的な外観の資料館です。
 アイヌ民族の歴史や暮らしをわかりやすく紹介しています。資料館の前庭にはコタンの長老が住んでいた伝統家屋のアイヌチセッが再建されています。
 捕らえた小熊を養育する際に使用した檻のエペレセッや、神々を祭った祭壇のヌササン、コタンの交通手段として使用された丸木舟のチェプも復元されています。

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屈斜路湖

2011年10月23日 | 旅 歴史
 北海道川上郡弟子屈町(てしかがちょう)屈斜路湖にある屈斜路湖です。
 屈斜路湖は阿寒国立公園中最大の湖です。火山性の陥没によりできたカルデラ湖で、周囲約57km、面積79.7平方km、最深部は約125mもあります。カルデラ湖としては日本最大で、世界でも有数の規模を誇っています。
 「くっしゃろ」は、アイヌ語「クッチャロ」喉口(のどぐち)の意で、湖からの川の出口を指しています。謎の生物クッシーの棲む湖として一時期話題となったところです。冬にはオオハクチョウがたくさん飛来します。
 火山地帯ですので、周囲には火山や温泉がたくさんあります。湖岸を掘ると湯が湧き出す砂湯は観光名所となっています。また湖底からも温泉が噴出しています。
 砂湯キャンプ場は湖岸の砂を掘れば温泉が湧くという珍しいキャンプ場です。深く掘ると熱さが増すようです。湖畔にテントを張ると、地熱があるので砂が天然床暖房となります。

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ハッカ記念館

2011年10月22日 | 旅 歴史
 北海道北見市南仲町にあるハッカ記念館です。
 ハッカ記念館は戦前世界のハッカの約7割を生産していたという北見ハッカの歴史を伝える史料館です。乾燥ハッカの標本や、世界中のハッカ製品など様々な資料が展示されています。
 北見ハッカ記念館は、当時のホクレン北見薄荷(ハッカ)工場の事務所を利用して昭和61年(1986)に開館となったものです。記念館の中には、ハッカの製造工程がわかる工場資料や、かつての北見薄荷工場のジオラマなどが展示されています。
 別棟の薄荷蒸溜館ではハッカの蒸溜実演を行っていて、さわやかなミントの香りの中、見学することもできます。ハッカ記念館前のハーブガーデンでは、和種ハッカ・洋種ハッカ・多種のハーブが楽しめます。

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知床五湖

2011年10月21日 | 旅 歴史
 北海道斜里郡斜里町岩尾別にある知床五湖です。
 世界遺産の知床五湖は知床半島の原生林の中に点在する5つの湖です。各湖には固有の名称がなく、時計回りに第一湖から第五湖までの番号で呼ばれています。湿地帯にあるため融雪期には湖の数が増えます。
 知床五湖は知床国立公園に中にあり、知床8景の神秘的な湖です。流れ込む川も、流れ出る川もなく、五湖の水は湖底の岩を伝い、知床半島の断崖にしみ出しているともいわれています。
 周囲は全く観光地化されていませんので、知床の自然をそのまま楽しむことができます。5つの湖を一周できる遊歩道があり、数多くの植物、動物たちを目にすることができます。
 原生林に囲まれてたたずむ幻想的な知床の山々を「神々の足跡」と呼ばれた湖面に映す様は名画のようです。
 駐車場から展望台に連結していて、遊歩道を歩かなくとも、原始林の中の第一湖と知床連山を眺めることができます。

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オシンコシンの滝

2011年10月20日 | 旅 歴史
 北海道斜里郡斜里町ウトロにあるオシンコシンの滝です。
 オシンコシンの滝は斜里とウトロを結ぶ国道334号沿いにあり、チャラッセナイ川(滑り落ちる川)の河口付近にある滝です。途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれています。
 オシンコシンの滝は、知床8景の一つで、日本の滝100選にも選ばれています。名前の由来はアイヌ語で「オシュンク・ウシ」「川下にエゾマツが群生するところ」からきているそうです。
 落差は80mほどですが水量が多く、豪快に勢いよく流れ出ていて、水しぶきが降りかかるほどです。滝の上には散策路が作られていて、頂上にはオシンコシン展望台があります。
 滝の反対側にある海岸は、源義経が流れ着いた伝説が残る場所です。

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亀岩

2011年10月19日 | 旅 歴史
 北海道斜里郡斜里町ウトロにある亀岩です。
 ウトロ温泉入り口にあるチャシコツ岬は「亀岩」と呼ばれています。チャシコツはアイヌ語で「チャシコツエト」砦、砦跡という意味からきたそうです。
 この砦にはアイヌ族が住んでいて、オロンコ岩にいたオロッコ族と対峙していたと伝えられています。この岬の近くからは古代人の住居跡など古代人の生活跡の遺跡が発掘されています。

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オロンコ岩

2011年10月18日 | 旅 歴史
 北海道斜里郡斜里町ウトロにあるオロンコ岩です。
 オロンコ岩は斜里町ウトロ港のそばにある高さが約60mもある巨岩です。知床八景の一つに選ばれています。すぐ近くに三角岩があります。
 オロンコ岩とはアイヌ語で「そこに座っている岩」という意味だそうです。昔この岩の上にオロッコ族が住んでいて、アイヌ族に悪さをしたことから、怒ったアイヌ族が彼らを打ち破ったという伝説があるそうです。

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北浜駅

2011年10月17日 | 旅 歴史
 北海道網走市北浜にある北浜駅です。
 北浜駅は、網走駅と釧路駅を結ぶ釧網本線にある駅の一つです。オホーツク海にもっとも近い駅として有名です。流氷ノロッコ号なども停車し、真っ白い流氷がホームぎりぎりまで迫ってくるのを見ることができます。
 駅舎はドラマ「みにくいアヒルの子」や、中国映画「狙った恋の落とし方」など、多くの映画やテレビドラマなどの撮影で利用されました。待合室には旅人の名刺などが壁や天井が見えなくなるほど貼り付けられています。

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