旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

伏見稲荷大社白狐社

2019年06月30日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社の境内社である白狐社は 元禄7年(1694)に建てられました。一間社春日造り、檜皮(ひわだ)葺きの建物で、命婦専女神(みょうぶとうめのかみ)を祭神としています。命婦は狐の霊を意味し、稲荷大神が夫婦狐を眷属(けんぞく・神の使者)にし、妻の方が祀られています。平成26年(2014)に国の重要文化財に指定されています。

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末社玉山稲荷社

2019年06月29日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 末社玉山稲荷社は玉山稲荷大神を祀っています。稲荷大社から宮中鎮守として勧請され、修学院村の玉山に移りました。明治7年に伏見稲荷大社の権殿に仮遷座され、翌年に伏見稲荷の末社となり現在に至っています。

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荷田春満旧宅

2019年06月28日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 荷田春満(かだあずままろ)の旧宅が伏見稲荷大社の境内にあります。本名は羽倉信盛といい、神社の社家で御殿預りを務める羽倉主膳の次男です。賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤とともに江戸時代の国学の四大人といわれ、万葉集僻案抄、春葉集などを残しています。荷田春満旧宅は国の史跡に指定されています。

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東丸神社

2019年06月27日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 境内にある東丸(あずままろ)神社は荷田春満の旧宅の隣にあり、荷田春満を祭神として祀っています。春満が没して175年後の明治16年(1911)に創建されました。春満は江戸時代の国学の四大人(賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤・荷田春満)の一人です。学徳にあやかろうと受験生に人気があります。

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伏見稲荷大社御茶屋

2019年06月26日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社にある御茶屋は仙洞御所にあった古御殿の建物です。寛永18年(1641)に、当時、院の非蔵人として仕えていた当社祠官羽倉延次が、後水尾院より拝領し、移築したものです。
 御茶屋は江戸前期(1615-1660) の建物で、間口7.6m、奥行7.9m、単層、入母屋造り、上部桟瓦葺き、腰廻檜皮(ひわだ)葺きの建物で、玄関車寄が付いています。7畳の主室は、床、付書院、違棚がある書院造りで、床柱や漆塗りの框(かまち)などは数寄屋風です。昭和2年(1927)に国の重要文化財に指定されています。

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伏見稲荷大社本殿

2019年06月25日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社の本殿は、応仁の乱で焼失後、明応3年(1494)に再建された建物です。打越し流造りと呼ばれる五間社流造り、檜皮(ひわだ)葺きで、明治42年(1909)に国の重要文化財に指定されています。本殿としては大型で、屋根の前面は優美で長い曲線を描いています。

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伏見稲荷大社神楽殿

2019年06月24日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社の神楽殿は明治15年(1882)に能楽殿として建てられました。ここでは、祈祷に訪れた人々のために毎日のように神楽が奉納されています。神楽女の舞や、神鈴や琴、笛の優雅な音が境内に鳴り響きます。

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伏見稲荷大社権殿

2019年06月23日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
  伏見稲荷大社の内拝殿の左奥、本殿の横に本殿より一回り小さい権殿(ごんでん)があります。仮殿(かりどの)とも呼ばれ、本殿を修築している時に、御神体を仮に奉安する建物です。五間社流造り、檜皮(ひわだ)葺きで、江戸前期の寛永12年(1639)に建てられています。平成26年(2014)に国の重要文化財に指定されています。

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伏見稲荷大社内拝殿

2019年06月22日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社には拝殿は2つあります。外拝殿と内拝殿です。内拝殿は一般のお参りに使われ、内拝殿の奥に本殿が鎮座しています。元禄7年(1694)の造営の時に、本殿に付け加えられた朱塗の唐破風の向拝を、昭和36年(1961)に本殿から切り離し、拝殿としています。

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伏見稲荷大社外拝殿

2019年06月21日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社の外拝殿(げはいでん)は舞殿とも呼ばれ、楼門の奥に建てられています。江戸末期の天保11年(1840)に建てられた建物で、2月の節分祭の時、ここから豆がまかれます。間口5間、奥行3間、単層、入母屋造り、檜皮(ひわだ)葺きです。平成26年(2014)に国の重要文化財に指定されています。

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伏見稲荷大社南北廻廊

2019年06月20日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社の南北廻廊は元禄7年(1694)に建てられた廻廊です。間口5間、奥行1間、単層、切妻造り、檜皮(ひわだ)葺きで、楼門の南北にそれぞれ接続して建てられています。平成26年(2014)に国の重要文化財に指定されました。

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伏見稲荷大社楼門

2019年06月19日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社の二の鳥居をくぐると楼門があります。大きな鮮やかな朱塗りの楼門です。天正17年(1589)、豊臣秀吉が生母・大政所(おおまんどころ)の大病平癒を祈願して再建した建物です。その甲斐あって大政所は元気になったそうです。
 楼門は三間一戸、入母屋造り、檜皮(ひわだ)葺きの楼門(2階のある門で、下層には屋根がない建物)で、平成26年(2014)に国の重要文化財に指定されています。楼門内の左右にjは随身(随神)が安置されています。また楼門の前には狛犬ではなく、宝珠と鍵をくわえた一対の狐の像が置かれています。

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伏見稲荷大社

2019年06月18日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区深草薮之内町に伏見稲荷大社があります。
 伏見稲荷大社はお稲荷さんの愛称で呼ばれ、もっとも京都人に馴染み深い神社の一つです。商売繁盛・五穀豊穣・開運の守護神として古くから庶民の信仰を集め、全国に4万近くある稲荷神社の総本社です。
 伏見稲荷大社は、和銅4年(711)に渡来人で山城の豪族・秦伊呂具(はたのいろぐ)が稲荷山の三ヶ峰に宇迦之御魂(うかのみたま)(下社)、佐田彦大神(中社)、大宮能売(おおみやのめ)大神(上社)の3柱の神を祀ったのが起源といわれています。
 伊呂具は稲を植えて栄え、心がおごって餅を的に矢を放ったところ、餅は白鳥と化し稲荷山の三ヶ峰に飛び去り、秦氏も衰えたため、白鳥の舞い降りた三ヶ峰に上中下の社を建てたのだそうです。弘仁7年(816)には現在地に社殿が移されたようです。
 平安時代には東寺の鎮守社となり、延喜式の名神大社に列しました。天慶5年(942)には正一位が与えられ、稲荷信仰が庶民の間に広がっていきました。枕草紙にも登場する稲荷詣は、千年以上たった今でも何ら変わりなく続いています。
 ふだんから参詣人の絶えない伏見稲荷ですが、お正月には商売繁盛を願ってたくさんの人が初詣に訪れます。稲荷神が稲荷山を降りたといわれる2月の初午の日には初午祭が催され賑わいます。千本鳥居と呼ばれる鳥居のトンネルが1万本近く続いているのは壮観です。
 伏見稲荷大社は主祭神がおらず、創建の時の3柱のほか、田中大神と四大神(しのおおかみ)の2柱を合わせた5つの神様を平等に祀っています。神殿はすべて5つに分かれている相殿で、神輿も5基あり、5地区の氏子が自分たちの神輿を担ぐのです。

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鳥羽天皇陵

2019年06月17日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区竹田に鳥羽離宮跡があり、東殿にあたる場所に安楽寿院があります。
 本御塔の鳥羽天皇陵は安楽寿院西側にあり、正式には鳥羽天皇安楽寿院陵として宮内庁が管理しています。慶長元年(1596)の大地震で新御塔とともに倒壊し、慶長17年(1612)に仮堂が建てられました。そして幕末の元治元年(1864)に本瓦葺き、宝形造りの仏堂として再建されています。

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近衛天皇陵

2019年06月16日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区竹田に鳥羽離宮跡があり、東殿にあたる場所に安楽寿院があります。
 安楽寿院の南に新御塔の近衛天皇陵があります。正式には安楽寿院南陵近衛天皇陵といい宮内庁が所管しています。中世の天皇陵は寺院の御堂に遺骨を納めるのが通例だったようで、古式の残る貴重な陵墓です。慶長元年(1596)の大地震で新御塔が倒壊し、慶長11年(1606)に豊臣秀頼によって再建された建物です。

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