旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

五村別院表門

2017年01月31日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市五村に五村別院があります。
 五村別院の表門は切妻造り、銅板葺きの、一間一戸の薬医門です。延宝2年(1674)に、湖北の名匠・西嶋但馬家(にしじまたじまけ)の手によって造られました。妻飾りの背の高い板蟇股が特徴的です。平成10年(1998)に国の重要文化財に指定されています。

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五村別院

2017年01月30日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市五村に五村別院があります。
 五村別院は虎姫駅から南約800mのところにあります。正式には真宗大谷派本願寺別院で、「五村御坊」とも呼ばれる浄土真宗のお寺です。本願寺12世教如(きょうにょ)によって開かれ、長浜別院大通寺とともに湖北地方の真宗の中心的存在になっています。
 教如は1年で本願寺住職を隠居し諸国を布教して歩いていました。湖北の門徒衆が不遇の教如を五村に迎え、一宇の建立を懇請し、代官日下部善介に願いを出したのです。そして五村の豪士大村刑部の管理していた無住の禅宗寺院十蓮寺(じゅれんじ)を教如のために与えてもらいました。
 慶長7年(1602)徳川家康は本願寺を2分し、教如に東本願寺を名のらせ、京都烏丸に堂宇を建立することを許可しました。五村の寺院は本(もとの)本願寺として別院となり、明治32年(1899)には別格別院となっています。表門と本堂は国の重要文化財に指定されています。

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長浜鉄道スクエア

2017年01月29日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市北船町に長浜鉄道スクエアがあります。
 長浜鉄道スクエアは平成15年(2003)旧長浜駅舎(第1回鉄道記念物)と長浜鉄道文化館、北陸線電化記念館の3つの施設を総称して命名されました。
 旧長浜駅舎は、現存する日本最古の駅舎である初代長浜駅舎をそのまま保存しています。明治21年(1888)英国人技師の設計によって建てられたレンガ造りの洋館風建物です。
 長浜鉄道文化館では北陸本線に関する鉄道史料や鉄道模型が展示され、北陸線電化記念館では鉄道車両2両が保存されています。
 明治中期の頃の東海道線は長浜までで、長浜と大津の間は鉄道連絡船に乗ったそうです。そのため長浜駅は乗降客で賑わったそうです。

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黒壁ガラス館

2017年01月28日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市元浜町に黒壁ガラス館があります。
 黒壁ガラス館は、長浜市の中心市街地の黒壁スクエアにあるガラスのアートギャラリーで平成元年(1989)に黒壁一號館・黒壁ガラス館としてオープンしました。
 明治33年(1900)に建てられた国立第百三十銀行の跡を利用したギャラリーです。壁が黒塗りだったことから「黒壁銀行」と呼ばれ親しまれたそうです。1階はガラス製のアクセサリーや生活用品、2階は世界中から買い付けたガラス製品を展示販売しています。

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曳山博物館

2017年01月27日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市元浜町に曳山博物館があります。
 曳山博物館は長浜曳山まつりの歴史・文化が分かる博物館です。曳山を持っている「山組」から曳山を預かって公開展示しています。曳山は4基収蔵し、2基ずつを3ヶ月交替で公開しているそうです。
 館内では曳山の舞台上で演じられる子ども歌舞伎(狂言)の様子が映像で見られます。金工彫刻や、木彫り、漆塗など日本の伝統工芸の粋を集めた曳山まつりが途絶えてしまわないよう、曳山の修理施設を備え、曳山の修復をしています。また、曳山まつりで活躍できる義太夫や三味線奏者を養成する「竹本塾」を開講しています。

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長浜城跡

2017年01月26日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市公園町に長浜城跡(長浜城歴史博物館)があります。
 現在の長浜城は、昭和58年(1983)に犬山城や伏見城をモデルにコンクールで模擬復元されたもので市立長浜城歴史博物館として開館しています。
 羽柴(豊臣)秀吉は天正元年(1573)9月浅井長政滅亡後、琵琶湖北を支配しました。姉川合戦と小谷攻めの功績により浅井氏の領国の大部分を与えられました。
 そして天正2年(1574)夏には、今浜に築城しはじめました。材木は竹生島などから運び、石材は領内から集められました。石仏や五輪塔などの墓石まで使用されそうです。
 天正3年(1575)秋頃に秀吉は小谷城から今浜城に移り、地名を信長の名から一字拝領し長浜に改めました。
 本能寺の変後、天正10年(1582)、清洲会議で長浜城は柴田勝家に譲られ勝家の甥、勝豊が入城しました。その年の11月、秀吉は勝豊を攻めて落城させました。そして翌年の柴田勝家との賤ヶ岳合戦の軍事拠点になっています。
 そして柴田勝家に大勝し、織田信長後継者としての立場を確立しました。賤ヶ岳の戦い後は、山内一豊が6年間、城主となりました。
 江戸時代になって、慶長11年(1606)には徳川家康の家臣である内藤信成が入城しました。その子信正が元和元年(1615)摂津高槻に移るに至って廃城となりました。
 建物及び石垣の大半は、彦根城の築城に際して移されたそうです。彦根城の天秤櫓てんびんやぐら(国・重文)や三重の隅櫓すみやぐらは当城の遺構とといわれています。
 長浜市内にある大通寺の台所門は長浜城の大手門を移したものと伝えられています。同じく市内にある知善院の表門は、長浜城の搦手門を移したものと伝えられています。

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大通寺台所門

2017年01月25日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市元浜町に大通寺があります。
 大通寺の台所門は長浜城の大手門を移築したものといわれ、天正16年(1588)頃の建築とみられています。山門が建築されるまでは、この門が現在の山門の所にあり、正門であったようです。門扉には本能寺の変に呼応した京極軍がはなった矢や銃弾の痕が残っています。長浜市の有形文化財に指定されています。

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大通寺鐘楼

2017年01月24日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市元浜町に大通寺があります。
 大通寺の鐘楼は二重基壇上に建つ、四方吹き放しの建物です。間口1間、奥行1間、入母屋造り、檜皮(ひわだ)葺きの四脚鐘台です。延宝3年(1675)に建てられており、長浜市の有形文化財に指定されています。飛貫と頭貫間の彫刻欄間や台輪上の中備蟇股は大変優れています。

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大通寺大広間

2017年01月23日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市元浜町に大通寺があります。
 大通寺の大広間も 本堂と同様、承応元年(1652)に移建したもので、伏見城の遺構といわれています。書院造りで、間口21.9m、奥行20.9m、単層、屋根は寄棟造り、本瓦及び桟瓦葺きです。本堂と廊下橋でつながっていてます。大正4年(1915)に国の重要文化財に指定され、玄関1棟が附指定となっています。

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大通寺本堂

2017年01月22日 | 旅 歴史

 滋賀県長浜市元浜町に大通寺があります。
 大通寺の本堂は一山の中心で、阿弥陀堂とも呼ばれています。間口5間、背面9間、奥行8間、単層、1間の向拝が付いた入母屋造り、本瓦葺きの大きな建物で、明暦3年(1657)に建てられています。東本願寺の御影堂であったものを承応元年(1652)に移建したもので、伏見城の遺構といわれています。大正4年(1915)に国の重要文化財に指定されています。

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大通寺山門

2017年01月21日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市元浜町に大通寺があります。
 大通寺山門は近世大型建築として県内屈指の名作とされ、長浜市の有形文化財に指定されています。間口3間、奥行2間、入母屋造り、本瓦葺きの二重門です。左右には回廊があります。天保11年(1841)に30年以上かけて完成させています。下層は柱頂の頭貫と紅梁型飛貫の間を大瓶束と彫刻で埋め尽くしています。上層内部は板敷きで、須弥壇があります。

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大通寺

2017年01月20日 | 旅 歴史
滋賀県長浜市元浜町に大通寺があります。
 大通寺は真宗大谷派(東本願寺)の別院で本尊は阿弥陀如来です。正式には無礙智山(むげちざん)大通寺といい、「長浜御坊」の名で親しまれています。羽柴秀吉が長浜城を築いた時、湖北地方の宗徒のために城内に寄合道場を開いたのが始まりといわれています。
 慶長7年(1602)真宗大谷派の開祖である教如が開基となって大通寺となりました。慶長11年(1606)に現在地に移りました。境内地は約2万3千平方mもあり、たくさんの堂宇が建ち並び、東本願寺の湖北拠点にふさわしい格式をみせています。本堂、広間、客室などが国指定重要文化財です。
 伊吹山を借景とする観賞式枯山水庭園の含山軒庭園と観賞式池泉庭園の蘭亭庭園という2つの庭園があり、国の名勝に指定されています。これらの客殿には円山応挙や狩野山楽・狩野山雪らの障壁画などが描かれた貴重な山水画や襖絵が残されています。

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神照寺

2017年01月19日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市新庄寺町に神照寺があります。
 神照寺は長浜駅の北東約3kmにある真言宗智山派の古刹です。寛平7年(895)宇多天皇の勅命を受けた本覚大師による創建と伝えられ、当初は七堂伽藍300坊を有する大寺院だったそうです。
 その後、度重なる戦火で焼失しました。その度に足利、浅井、豊臣の各氏によって再建されています。現在の本堂は、江戸時代後期に建てられたものです。他に山門、客殿、稲荷堂などがあります。「萩の寺」としても知られ、境内に群生する2万本もの萩の花は、長浜の秋の風物詩になっています。
 寺宝は多く、法具の金銀鍍透彫華籠(きんぎんとすかしぼりけこ)16枚を有し、現存する日本最高のものとして、国宝に指定されています。千手観音立像、毘沙門天立像はいずれも平安時代の優品で、国の重要文化財に指定されています。

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総持寺

2017年01月18日 | 旅 歴史
 滋賀県長浜市宮司町に総持寺があります。
 総持寺は真言宗豊山派(ぶざんは)の寺院で、医王山楞厳院(いおうざんりょうごんいん)と号します。行基の開創といわれ、永享8年(1436)実済によって再興されています。
 総持寺の大門は寛永12年(1635)に建築された切妻造でこけら葺の建物です。柱間三間のうち扉口が一つある形式の三間一戸の八脚門です。滋賀県の有形文化財に指定されています。
 境内には中門、客殿、庫裏など江戸時代に建築された建物が軒を連ねています。総持寺は、滋賀県下でもボタン寺として名高く、境内一面には約100種類1000株のボタンが植えられています。

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豊国神社

2017年01月17日 | Weblog
 滋賀県長浜市南呉服町に豊国神社があります。
 豊国神社は 「豊国大明神」こと豊臣秀吉のほか、事代主大神、加藤清正、木村重成を祭神としています。秀吉の3回忌に当たる慶長5年(1600)に長浜町民により建立されたそうです。近江長浜6瓢箪巡りの第一番札所。
 徳川の時代には秀吉信仰が禁じられ、社殿も取り壊されましたが、町民によって恵比須神を祀る神社の奥社で密かに祀られ、明治維新後には「豊国神社」の名が復活しました。秀吉の三百回忌に当たる明治31年(1898)に拝殿が再建されたそうです。

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