以前,長いパイプの外形を旋盤で切削したときに100mmくらいのスパンで3/100くらい外径が違うことが
ありました.
パイプがテーパー状に削れてしまっていたわけです.

主軸の軸線上に芯押台のセンターが乗っていないのが原因のようなので,芯押台の位置を調整したのですが,
そのとき芯押を全て迫り出させ,その腹を往復台に載せたダイヤルゲージで測定すると斜めになっていることに
気付きました.

芯押台の長さは約200mm.

先端でダイヤルゲージをゼロにして根元まで走らすと約20ミクロンのズレがありました.

±10ミクロン.
機械精度として許容値なのかは分りませんが,それ以前に“ある位置で主軸と芯押台のセンターが一致していても
芯押を迫り出させるとセンターが狂う”ことが何か嫌な感じです.
そんな話しをご近所の工作友達の“kagayakiさん”に話したら,色々と調べてくれました.
「JIS B 6202 普通旋盤 精度検査」によると
許容値
精密旋盤(D a≦500 で DC≦1 500)
a) 100 について 0.01 心押軸は向こう側へ傾いてはならない。
b) 100 について 0.015 心押軸は先下がりしてはならない。
微妙な表現
kagayakiさんの意見としては「芯がでてなくてもいいみたい・・・」と,
確かに”向こう側へ傾いてはならない”ってあるけど,“こっち側”はダメって書いてない.
読解力がないので“向こう側”が旋盤のどっちなのかが分らないとメールをしたら.
『向こう側っていうのは多分あっち側なのでこっちの側の反対だと思います。』と非常にポップな返事が返ってきました.
先日初めてそのkagayakiさんの会社にお邪魔してきました.
仕事は保護フィルムなどを製品に合った形状に切断加工するお仕事.
分りやすいのはスマホの液晶画面の保護フィルム.ボタンやカメラのところをくり抜いて画面にピッタリの
形状に切り取られたアレ.(kagayakiさん,間違ってたらごめんなさい)
機械や加工についての話題で盛り上がった後,わざわざご自身の旋盤の芯押台を分解して構造を見せて下さり,
おまけに,フライス盤のテーブルに載せてどこの部分で狂いが出ているかを調べてくれました.

土台から取り外された芯押台の調整機構のスライド部をバイスに挟みフライス盤のテーブルを送ってダイヤルを
当てるとやはりズレが見られます.

スライド部と芯押の直角の狂いであるため調整の方法がわかりません.
機械の精度を知った上で加工せよということなのか・・・.

工作や加工が好きで工作機械を持っている人がいますが,その中でも機械の基本,加工の基本を
知っている人だなあというのが私の印象.
“なんちゃって加工職人”ではない.
気の利いた表現ではないけれど私のイメージでいうと“JISを知った加工職人”って感じです.

夜まで長話をしてしまいました.
そんなkagayakiさんに敬意を表して今日のランニングはkagayakiさんちのご近所を通るルートの裏道版.
距離は8キロほど.
今日はムッチャ寒かったけど必死で走ったら汗だくになった.
8.1Km 47分38秒 平均速度10.26キロ
【Run&Walk】2014/01/14 20:38, 8.14km, Time 47:38, 493kcal [web]

三連休,とら母のリクエストで久しぶりにお好み焼きを焼いた.
いつもの事ながら粉は日清製粉.材料を切るのはとら母.

私はお好み焼きのテーブルを用意して,粉と水を絶妙な比率で混ぜ合わせ焼く係.
今日のはイカと豚にチーズが入ったいわゆる「ミックス焼き」

裏返して真ん中をコテでギュッと押します.
『押したらダメ』って本とかに書いてるけど一回ギュッと押します.
何故って? いつも行っていた美味しいお好みやさんがそうしてたから.

フタをして蒸らしたりしません.
何故って? いつも行っていた美味しいお好みやさんがそんなことしてなかったから.

ホットプレートではダブーな鉄のコテもOKな鉄板.
鉄のコテでの禁断の切断.

匂いに釣られて部屋から出てきた友和子.
食べるのはもう少し先かな.

ではまた.
ありました.
パイプがテーパー状に削れてしまっていたわけです.

主軸の軸線上に芯押台のセンターが乗っていないのが原因のようなので,芯押台の位置を調整したのですが,
そのとき芯押を全て迫り出させ,その腹を往復台に載せたダイヤルゲージで測定すると斜めになっていることに
気付きました.

芯押台の長さは約200mm.

先端でダイヤルゲージをゼロにして根元まで走らすと約20ミクロンのズレがありました.

±10ミクロン.
機械精度として許容値なのかは分りませんが,それ以前に“ある位置で主軸と芯押台のセンターが一致していても
芯押を迫り出させるとセンターが狂う”ことが何か嫌な感じです.
そんな話しをご近所の工作友達の“kagayakiさん”に話したら,色々と調べてくれました.
「JIS B 6202 普通旋盤 精度検査」によると
許容値
精密旋盤(D a≦500 で DC≦1 500)
a) 100 について 0.01 心押軸は向こう側へ傾いてはならない。
b) 100 について 0.015 心押軸は先下がりしてはならない。
微妙な表現
kagayakiさんの意見としては「芯がでてなくてもいいみたい・・・」と,
確かに”向こう側へ傾いてはならない”ってあるけど,“こっち側”はダメって書いてない.
読解力がないので“向こう側”が旋盤のどっちなのかが分らないとメールをしたら.
『向こう側っていうのは多分あっち側なのでこっちの側の反対だと思います。』と非常にポップな返事が返ってきました.
先日初めてそのkagayakiさんの会社にお邪魔してきました.
仕事は保護フィルムなどを製品に合った形状に切断加工するお仕事.
分りやすいのはスマホの液晶画面の保護フィルム.ボタンやカメラのところをくり抜いて画面にピッタリの
形状に切り取られたアレ.(kagayakiさん,間違ってたらごめんなさい)
機械や加工についての話題で盛り上がった後,わざわざご自身の旋盤の芯押台を分解して構造を見せて下さり,
おまけに,フライス盤のテーブルに載せてどこの部分で狂いが出ているかを調べてくれました.

土台から取り外された芯押台の調整機構のスライド部をバイスに挟みフライス盤のテーブルを送ってダイヤルを
当てるとやはりズレが見られます.

スライド部と芯押の直角の狂いであるため調整の方法がわかりません.
機械の精度を知った上で加工せよということなのか・・・.

工作や加工が好きで工作機械を持っている人がいますが,その中でも機械の基本,加工の基本を
知っている人だなあというのが私の印象.
“なんちゃって加工職人”ではない.
気の利いた表現ではないけれど私のイメージでいうと“JISを知った加工職人”って感じです.

夜まで長話をしてしまいました.
そんなkagayakiさんに敬意を表して今日のランニングはkagayakiさんちのご近所を通るルートの裏道版.
距離は8キロほど.
今日はムッチャ寒かったけど必死で走ったら汗だくになった.
8.1Km 47分38秒 平均速度10.26キロ
【Run&Walk】2014/01/14 20:38, 8.14km, Time 47:38, 493kcal [web]

三連休,とら母のリクエストで久しぶりにお好み焼きを焼いた.
いつもの事ながら粉は日清製粉.材料を切るのはとら母.

私はお好み焼きのテーブルを用意して,粉と水を絶妙な比率で混ぜ合わせ焼く係.
今日のはイカと豚にチーズが入ったいわゆる「ミックス焼き」

裏返して真ん中をコテでギュッと押します.
『押したらダメ』って本とかに書いてるけど一回ギュッと押します.
何故って? いつも行っていた美味しいお好みやさんがそうしてたから.

フタをして蒸らしたりしません.
何故って? いつも行っていた美味しいお好みやさんがそんなことしてなかったから.

ホットプレートではダブーな鉄のコテもOKな鉄板.
鉄のコテでの禁断の切断.

匂いに釣られて部屋から出てきた友和子.
食べるのはもう少し先かな.

ではまた.