久しぶりにキッチンリフォームの続きを書きます。
前回はレンジフードを取り付け排気用のダクトを製作するところまででした。
ダクトを通すために壁に穴をあけなければなりません。
ダクト径はΦ150mm
それ用のΦ160mmのコアドリルを電気屋をしている幼馴染みに貸して貰っているのですが、内壁は消防法の制約があってΦ160mmよりももっと大きく開口する必要があります。
これは東京消防庁の条例になりますが、それによると「排気ダクトと可燃物との距離は10cm以上離すこと。」となっています。
外壁は不燃材で出来ていますが室内は木造のため木の柱や合板など可燃物が使われ、これに抵触してしまいます。
これを回避する策として「・50mm以上の特定不燃材料で排気ダクトを被覆する。・可燃性の部分を5mm以上の特定不燃材料で被覆し50mm以上離すこと。」の記述があります。
我が家でいうと壁は合板が貼られていて下地の間柱がダクトの近くにあるため100mm離すことは物理的に不可能です。
巷でも新築ならまだしもリフォーム物件ではこれをまじめに励行している業者は希だと思います。
なので業界の慣例ではないですが、このままダクトを通してしまうのも有りなんでしょうが、素人が適当に仕事をして何かあったら「だから素人の仕事はこれやから」と
言われることになるので、出来るだけなんとかできればと考え、不燃材料を入れるということで内壁側の開口径を50mm大きくしたΦ250mmにすることにしました。
ダクトが通る左横には下地の間柱が通っていて、埋め込みコンセントはその間柱の左側に施工しています。
Φ250mmとなると天井もギリギリ。
というよりも天井と間柱から50mm強離したところに排気口が通るようにレンジフードのダクトをスパイラル管で作ったわけです。
さて、このΦ250mmの穴を何であけようかと悩みました。
ジグソーにしようか。でも天井付近はつっかえて切れないし、闇雲にあけると壁の中に貼った断熱材がグッチャグチャになるし。 あ~断熱材がグチャグチャになるのだけは嫌や。
輪郭にそって細いキリで穴をあけていって・・・・面倒やし、仕上がりも美しくないし。
小径の穴あけに使っているサークルカッター。
これの大きなヤツがあればと思ってググってみたら・・・・・あるやん。
Amazon サークルカッター 自在錐 自由錐 6角軸
そんなに高くもないし買おうかと思ったのですが、あまりに構造が同じ。径を大きくする棒が長いだけ。
ミスミで調べたらS45C相当が400mmで280円。ミスミは送料無料なので即注文。
とりあえず仮組みしたらこんな感じ。
寸足らずにならなくて、かつ天井に干渉しないような長さでカット。
中央はボルトが抜けないようにザグってあります。
フライス盤のバイスにセットしてセンターだし。
だいたいでも良いのですが、性格的に適当にするのに寛容性がなくて、芯だし顕微鏡で確認。 ジジイになったときに融通が利かない老害になりそうな自分が怖いです。
(それとこの芯出し顕微鏡、目合わせなので精度もむちゃむちゃ良い訳では無いのですが、直視できるからか結構好きなんです。)
ザグり中~(このために脱線してフライス盤の照明を作りました。)
出来た。
出来たはいいけど、サークルカッターって2個の刃が回転して切削するのでボール盤みたいな安定した工具でないと怖いです。
これだけ径が大きいとどうなるか不安。
リーチが長すぎてあけてる途中でグニャって曲がらないかと一瞬思ったりしました。
いざ作業。
恐る恐る回してみる。(片手で写真撮りながらは怖いです~)
やっぱり一部が食い込んで引っかかってしまいます。
やっている内にコツを掴みました。
怖がってたらダメです。
低速回転では余計に引っかかってしまうため、怖くても高速回転で切って行きます。
二枚重ねの合板の1枚目が綺麗に抜けました。
2枚目も同様に抜けました。断熱材も無傷でした。
と言うことで、どうでも良いような、しょうも無いことにこだわった作業でした。
個人的には断熱材がグッチャグチャになってなくて精神衛生上大変よろしかったです。
お次は消防法でいうところの「不燃物材による被覆」の製作。
ではまた
前回はレンジフードを取り付け排気用のダクトを製作するところまででした。
ダクトを通すために壁に穴をあけなければなりません。
ダクト径はΦ150mm
それ用のΦ160mmのコアドリルを電気屋をしている幼馴染みに貸して貰っているのですが、内壁は消防法の制約があってΦ160mmよりももっと大きく開口する必要があります。
これは東京消防庁の条例になりますが、それによると「排気ダクトと可燃物との距離は10cm以上離すこと。」となっています。
外壁は不燃材で出来ていますが室内は木造のため木の柱や合板など可燃物が使われ、これに抵触してしまいます。
これを回避する策として「・50mm以上の特定不燃材料で排気ダクトを被覆する。・可燃性の部分を5mm以上の特定不燃材料で被覆し50mm以上離すこと。」の記述があります。
我が家でいうと壁は合板が貼られていて下地の間柱がダクトの近くにあるため100mm離すことは物理的に不可能です。
巷でも新築ならまだしもリフォーム物件ではこれをまじめに励行している業者は希だと思います。
なので業界の慣例ではないですが、このままダクトを通してしまうのも有りなんでしょうが、素人が適当に仕事をして何かあったら「だから素人の仕事はこれやから」と
言われることになるので、出来るだけなんとかできればと考え、不燃材料を入れるということで内壁側の開口径を50mm大きくしたΦ250mmにすることにしました。
ダクトが通る左横には下地の間柱が通っていて、埋め込みコンセントはその間柱の左側に施工しています。
Φ250mmとなると天井もギリギリ。
というよりも天井と間柱から50mm強離したところに排気口が通るようにレンジフードのダクトをスパイラル管で作ったわけです。
さて、このΦ250mmの穴を何であけようかと悩みました。
ジグソーにしようか。でも天井付近はつっかえて切れないし、闇雲にあけると壁の中に貼った断熱材がグッチャグチャになるし。 あ~断熱材がグチャグチャになるのだけは嫌や。
輪郭にそって細いキリで穴をあけていって・・・・面倒やし、仕上がりも美しくないし。
小径の穴あけに使っているサークルカッター。
これの大きなヤツがあればと思ってググってみたら・・・・・あるやん。
Amazon サークルカッター 自在錐 自由錐 6角軸
そんなに高くもないし買おうかと思ったのですが、あまりに構造が同じ。径を大きくする棒が長いだけ。
ミスミで調べたらS45C相当が400mmで280円。ミスミは送料無料なので即注文。
とりあえず仮組みしたらこんな感じ。
寸足らずにならなくて、かつ天井に干渉しないような長さでカット。
中央はボルトが抜けないようにザグってあります。
フライス盤のバイスにセットしてセンターだし。
だいたいでも良いのですが、性格的に適当にするのに寛容性がなくて、芯だし顕微鏡で確認。 ジジイになったときに融通が利かない老害になりそうな自分が怖いです。
(それとこの芯出し顕微鏡、目合わせなので精度もむちゃむちゃ良い訳では無いのですが、直視できるからか結構好きなんです。)
ザグり中~(このために脱線してフライス盤の照明を作りました。)
出来た。
出来たはいいけど、サークルカッターって2個の刃が回転して切削するのでボール盤みたいな安定した工具でないと怖いです。
これだけ径が大きいとどうなるか不安。
リーチが長すぎてあけてる途中でグニャって曲がらないかと一瞬思ったりしました。
いざ作業。
恐る恐る回してみる。(片手で写真撮りながらは怖いです~)
やっぱり一部が食い込んで引っかかってしまいます。
やっている内にコツを掴みました。
怖がってたらダメです。
低速回転では余計に引っかかってしまうため、怖くても高速回転で切って行きます。
二枚重ねの合板の1枚目が綺麗に抜けました。
2枚目も同様に抜けました。断熱材も無傷でした。
と言うことで、どうでも良いような、しょうも無いことにこだわった作業でした。
個人的には断熱材がグッチャグチャになってなくて精神衛生上大変よろしかったです。
お次は消防法でいうところの「不燃物材による被覆」の製作。
ではまた