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台所のDIYリフォームのお話(25) キッチンユニットの嵩上げ台座の製作 その1 シンクトップ高さは身長/2+50mm

2020-02-25 01:33:59 | 自宅のキッチンDIYリフォーム

キッチンリフォームの続きになります。

床下の給排水と床の断熱材の仕込みが終わったのでキッチンユニットの設置に取り掛かろうかと言うところです。

 

 

 

 

 

 

貰ったカタログにキッチントップの高さについて記述がこう書かれていました。

キッチントップの高さ=身長/2+50mm

とら母(嫁)の身長は169cmなので89.5cm≒90cmとなります。

キッチントップが低いと腰に負担がかかったりするらしく、現状高さが85cmなので5cmほど嵩(かさ)上げしたほうがいいみたいです。

 

材料ですが厚さ20mmくらいの合板があれば50mm幅で短冊状に切ればコスト的にも強度的にも良かったのですが近所のホームセンターに

そんな材料がなく、他に無いかと探していたらホワイトウッドという材料で幅が60mmというのがありました。

見た目が綺麗で仕上げもニス仕上げでいけそうなので、反りの少なく節がごちゃついてないものを選んで買ってきました。

 

 

 

 

 

 

嵩上げですが、いざやろうと思うとどうやるのが一番いいのか悩みました。

キッチンユニットはいくつかのユニットで出来ているので、個々のユニットごとに嵩上げするやり方か、組みあがった形と同じ形の土台にするか。

 

経験がないので何がベストなのか分からず、こっちはこうで組みやすく、でもあっちの方が都合がいい・・・。 

経験が無いというのはこんなとき無用な迷いが生まれ、結果に結びつかない議論が頭の中で駆け巡ります。

 

 

あれこれ考えず着手する人と熟考する人。

私はどちらかと言えば後者。予期せぬことが生じないようにいろんなパターンを想定し、目途が付いたら着手するタイプ。

失敗は少ないけど経験値が足りないと歯抜けのパズルを組むみたいにいつまでたっても完成できないので先に進めない。

無用に時間ばかりかかるので思い付きでパッとやれる人がうらやましく思えたりします。

 

あれこれ悩んで結局組みあがった形の土台にしようと決めて材料をカットしました。

 

 

 

 

 

 

いくら頭で考えても材料を並べてみて現物を目の前にすると見えなかった不都合が見えてきます。

構造的に土台を組む方が合理的に思えたのですが、この土台と上に乗るユニットをどう固定させるかという問題があって悩みました。

底からでも上からでもねじ止めができればいいのですが、どちらも無理。ステーを使って側面を留めることはできますが、ユニット間は無理。

何とかなるかと思って材料を切ったものの、ここで無理と判断し個々のユニットで嵩上げする方法に方向転換することにしました。

これが「経験値の有無」なんだと思います。

 

土台として切り出した材料を各ユニットの嵩上げに変更しようとなると材料の長さが足りないところが出てきます。

少し余分に買ったものの上手くやりくりしなければ足りなくなります。

新たに買いに行くとロットが違うので微妙に幅が違ってカンナを掛けたりしなければならず面倒が増えるので無い頭を働かせて無駄のないように

新しい寸法で切り出しました。

 

 

各ユニットごとに嵩上げするとユニットを寝かせると裏側から土台とネジ固定ができます。

半面、こま切れなので一本モノよりも強度が落ちます。と言ってもキッチンユニットが乗るだけのなので影響はないのですが、年取ったせいか

素材に一番優しい組み方にこだわってしまう性格が、より強くなってしまっているなと思うことが良くあります。

 

「たかだかキッチンユニットの嵩上げなんやから」と分かっていてもカチカチに固まった頭。

昔の親父もそんなところがあってイラっとしたことがあったのですが、その当時親父に対して思った思いが今自分に降りかかってきているのが皮肉なところです。

 

 

 

 

 

 

キッチンユニットと固定するのに90mmくらいの長いコースレッドをインパクトでダイレクトにネジ止めしてもいけそうですが、キッチンユニットが

パーチクルボードで出来ていてもろいのと、斜めに入って側面から顔がでてくるのも嫌なのでここは丁寧に下穴をあけることにしました。

幅が60mmあるので下穴はボール盤で両側から貫通させました。

 

 

 

 

 

 

 

無駄に長いコースレッドを使わなくていいようにネジが入る方は40mmほど沈めました。

 

 

 

 

 

 

 

キッチンにはコンセントが多い方が何かと便利なので嵩上げの土台部にもコンセントを付けることにしました。

コンセントは横向きの2個口タイプ。

 

 

 

 

 

 

くり抜きですが大工さんならノミで、木工マニアならトリマーなのかもしれませんが、私は堅実にフライス加工です。

 

 

 

 

 

 

 

柔らかい材質の木なので「むしれ」がでたりするので見た目が綺麗に仕上げるのは難しいです。

マキノのフライスで木工加工とは少しマキノに申し訳ない気もしますが、やっぱり確実です。

 

 

 

 

 

 

 

ホットプレートを使うときや、寒い冬にフットウォーマーを使うときに重宝するとおもいます。

 

 

 

 

 

L型キッチンの長尺方向側の部材を先ず用意しました。

 

 

 

 

 

結構面倒な作業でした。

並べるとこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

ニス仕上げにするので和信ペイントの水性のウレタンニスを買ってきました。

油性か水性か不明なのですが乾いてもいつまでもペタペタ感が残るとどこかに書いてあったので試し塗りしました。

色はオールナット。落ち着いた感じの色で好きな色です。

1回塗りではオールナットとは程遠い薄い色です。

 

ペタペタ感の問題ですが乾いたらパリッとした塗膜になってくれました。

 

 

 

 

 

塗る部分は見える表面だけで良さそうでしたが、ユニットと合わされる面(上面)も塗っておいた方が良いかと思い表面に近い角部と、それと水回りなので

床にこぼした水が吸わないように底面も塗ることにしました。

 

 

 

 

 

 

乾燥時間をおいて重ね塗りして色を出す塗料なので、ご飯の後、風呂に入った後、寝る前、仕事に行く前・・・・。

5回塗りで仕上げました。

 

 

 

続きはまた次回。

ではまた