随分間があきましたが作業自体は細々と続けています。
前回が天井にダウンライトの取り付け穴をあけたところまで書いたのですが、行程的には次は床を貼って、それから壁を仕上げて・・・・って流れになる
予定だったんですが、途中経過を電気工事屋をしている幼馴染に話したら「そこまでやったのに天井はやらないの?」って言われました。
悪魔のささやきです。
で、この部屋の天井ですがオフィスや学校、病院の天井でよく見かけるジプトーン(吉野石膏)と言われる石膏ボードが使われています。
表面が大理石調のトラバーチン模様になっていて貼るだけで施工完了となるためコストが安く、こだわらなくていいような部屋に多用されています。
大理石調と言っていますが見方によっては"虫食い"にも見えて嫌悪感を持つ人もいて普通の家ではあまり見かけなくて、そういったことから
幼馴染は尋ねてきたわけです。
私自身、言われればそうかなと思うくらいであまり気にしていなかったのですが、「言われてみればそうか」と思ってしまい、やりかえることにしました。
ジプトーンのやり替え方法ですが、手っ取り早いのがペンキで上塗りです。虫食いは完全には消えませんが塗料が入り込んで目立ちにくくなります。
仕上がりについては手っ取り早い分それなりな気がします。
で、無難なのがやっぱりクロス。
クロスを貼ろうとすると下地を作る必要があって方法としてはパテで虫食いを埋めてしまう方法とべニア板や石膏ボードを上貼りするのがあるそうです。
パテ埋め天井全面をパテ埋めすることから全パテとか総パテとか呼ばれていて、造作が要らない反面、人によっては「ジプトーンにクロス??。そんなのその時できても
後から剥がれるからダメだ」と全否定するコメントを見かけました。
確実なのは上貼りみたいですがやってる人がいる以上、そこまで否定されると、どうなんだという気持ちになります。
上貼りする場合、キッチンなので不燃材の石膏ボードになるかと思いますが、石膏ボードって重くて脆いから、あんまりしたくありません。まして天井なんてやりにくそう。
それにYoutubeで全パテやっているのを見たら興味が湧いたので、パテ埋めする方法を取ることにしました。
で先ずは雑巾がけから。
のけぞって拭いてたら途中でどこまで拭いたか分からなくなったりしてやっぱり面倒です。
次いで欠損部分の補修。
親父が天井にH鋼を付けてホイストを使おうと計画していた穴がアチコチにあるのでその穴埋めと欠損部分の補修をしました。
ジプトーンを留めているステープルが沈んでいるところがあってジプトーンを持ち上げるとステープルが顔出したりと、下地から浮いている(下がっている)ところが
結構ありました。
一枚当たり6ヶ所ほどをステープルを打ってあって、ちょっと少ないのかもしれません。
いった先々で留め方を見てみたんですが、ステープルじゃなくてネジを使って6ヶ所/枚だったり10ヶ所/枚ってのもありました。
ステープルを打つ工具に興味があって中古品ですが買ってみました。
浮いてるところを打って収めたのですが、さすがに一瞬で打てるので作業は早いですが、幅広のステープルと言え針金ほどの細さなのと
空圧で打ち込むので柔らかい石膏ボードを押さえるには優しくない気がしました。
浮き上がっているところを天井裏に木片を入れてステープルで押さえたら、余計にガチャガチャになってしまいました。
なぜか上手く押さえられず、さらにアチコチにステープルを打っていったら、もう嫌になるくらい欠けていってしまいました。
ここまでくると、もうイラっとしてしまいました。
だからもろいボードって嫌い。
ということでこの部分だけカット。
一枚だけジプトーンを買ってきてパッチを当てました。
留めるのはステープルじゃなくてボードビスです。やっぱりビスの方が好きです。
穴埋めに使ったパテはセメダインの「穴うめパテ」。
空いた穴を全部埋めたので、次はパテ埋めの工程。
続きはまた書きます。