群馬県で白根ときたら草津の白根山を思い浮かべますが、今回紹介するのは県西部の草津とは反対の東部に位置する片品村にある白根温泉です。
沼田から国道120号を北上して金精峠方面へ登ってゆくと、丸沼高原スキー場の手前の路傍に露天風呂「薬師の湯」の存在を誇示する看板がいくつも立てられており、その看板に導かれて進むとやがて国道沿いの左手に「ゆ」と書かれた大きな看板とドライブインのような比較的大きな建物が目に入ってきます。
内風呂の浴槽は石造りでL字形になっており、ガラス窓が大きくとられていて採光具合が良好です。何より湯量が多く、源泉掛け流しでドバドバ供給されており、床はオーバーフローで洪水のようになっています。
日本庭園の中に設けられたような露天風呂は「大露天風呂」と謳っているようにかなり大きめで、こちらでもお湯が大量に供給されています。お湯は無色透明無味無臭で湯口でタマゴの匂いが感じられました。浴槽の岩には白い析出物が付着していましたが、おそらくは石膏分だと思われます。
訪問前は商売本位のドライブインに付帯した温泉なのかとばかり思って侮っていたのですが、見事に想像を裏切ってくれました。なかなか良質な温泉です。
なお、この「薬師之湯」は又の名を下の湯と称するのですが、ということは上の湯があるわけで、そちらについてはまた後日ご紹介します。
いかに良質か、いかにして質を保っているかをアピールしているボード
表には温泉タマゴを作るちょっとした噴泉のようなものもあります
アルカリ性単純泉
1号井:60.2℃ 2号井:55.5℃ 300L/min
群馬県利根郡片品村東小川4667 地図
0278-58-4126
10:00~17:30(冬期は11:00~)
700円
ドライヤー有り
私の好み:★★