
前回に引き続き、別府郊外の「鍋山の湯」についてお話させていただきます。
泥湯からちょっと戻ると、黒湯があります。小さな祠の前に石組みの浴槽が2つあり、上の方はかなり熱めで、下の方はかなりぬるめでした。どちらに入るか迷いましたが、結局熱さとぬるさの両方を我慢して入りました。足して2で割ると丁度良い湯加減になったかと思うのですが、野湯ですのでその辺りの調整はじぶんで行う他ありません。
お湯の色が独特で、灰色のお湯なら他にもありますが、ここは灰色というより名前の通りほとんど黒に近く、そして黒色に近い灰色の湯の華で濁っていました。浴槽の上の方ではシューシュー音を立てて噴気を上げながらお湯が湧き出でており、このお湯がいかに新鮮であるかが実感できるかと思います。
また泥湯同様こちらも眺望が素晴らしく、特にここからは別府湾が綺麗に見下ろせます。
温泉天国別府を象徴するような野湯ではないでしょうか。

まわりには黄色く硫黄が析出している噴気孔が見られます

こんな感じで湧いています
野湯につき泉質等不明
大分県別府市明礬 地図
24時間可
無料
私の好み:★★★