別府の明礬温泉から西へ伸びる山道を進みます。途中からダートになりますが気にせず前進し、行き止まりまで行ったら車を止めて、そこから更に10分ほど山を登ると、俄然視界が開け、ガレのような場所が広がります。このガレのどん詰まりに「鍋山の湯」と称される野湯があります。「鍋山の湯」には泥湯と黒湯の2つがありますが、今回は泥湯をご紹介します。ガレの手前左側に黒湯が、ガレの奥に泥湯があります。
先述の視界が開けるところは実に眺望が素晴らしく、左右には美しい山並みが広がり、そして正面には別府湾を見下ろせ、この眺望を見ながらゆっくり湯浴みできるのが泥湯なのです。ここには石組みの浴槽が上下ふたつに並んでおり、上の方がぬるめで、下の方が熱めでした。いずれにも硫黄の匂いが漂う乳白色の濁り湯が張られており、湯船の底には硫黄分たっぷりの白灰色の泥が溜まっています。眺望にうっとりしながらさっそく泥パックを開始。腕や頬などに泥を塗ってみたところ、つるつるになりました。効果抜群です。
広い空の下、眺望と乳白色のお湯と泥パックを一度に堪能できる、何とも贅沢な野湯であります。
こういう道を進みます
別府湾を見下ろす絶好のロケーション
絶景を眺めつつ、雄大な大自然に包まれながらの湯浴み
野湯につき泉質等不明
大分県別府市明礬 地図
24時間可
無料
私の好み:★★★