温泉逍遥

思いつきで巡った各地の温泉(主に日帰り温泉)を写真と共に紹介します。取り上げるのは原則的に源泉掛け流しの温泉です。

草津温泉 凪の湯

2009年06月08日 | 群馬県


前回に引き続き、今回も草津です。「地蔵の湯」など皆さんにお馴染みの有名な外湯は他サイトにお任せするとして、当ブログでは前回同様マイナーなお湯に光を当ててみたいと思います。
今回ご紹介する「凪の湯」は、お土産屋さんが建ち並ぶ湯滝通りからちょっと入った所で隠れるように佇む草津温泉の共同浴場の一つです。初めてだと場所がわかりにくいのですが、湯畑から西の河原へ向かって歩き、お饅頭屋さん「長寿店」の手前の路地を右に入ればきっと見つかるはずです。通りの喧騒が嘘のように静かな穴場的お風呂です。

前回の「長寿の湯」でも記述しましたが、草津温泉の共同浴場は「湯畑」か「万代鉱」のいずれかの源泉から引湯している場合が多いのですが、ここ「凪の湯」は共同浴場で唯一「西の河原」源泉を使っている貴重な浴場です。そもそも独自の「凪の湯」源泉を用いていたのだそうですが、湧出量が減って「西の河原」源泉に切り替えたそうです。

入り口から階段を下りて半地下にある浴室へ向かいます。脱衣所も浴室も薄暗く小さめ。浴槽は木製で、無色透明で薄い硫黄の匂いが漂う熱い熱いお湯が掛け流されています。掛け湯をして体を慣らせつつホースで水を入れ薄めて、ようやく入湯。熱さとお湯の酸性で肌がピリピリします。草津のお湯はどこも熱いものですが、ここはとりわけ熱いような気がします。
立地も目立ちにくければ、お湯の方もなかなか余所者を寄せ付けないつわものであるようですが、話題づくりのひとつとして入ってみるのも一興かと思います。




(西の河原源泉)酸性-含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
49.5℃ pH2.0

JR吾妻線・長野原草津口駅より草津温泉行バスで約30分
草津温泉バスターミナルから湯畑経由で徒歩約10~15分
群馬県吾妻郡草津町草津 地図

列車とバスの接続時刻表

24時間可
無料

私の好み:★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする