以前ご紹介した北海道の温泉に関して、その後事情が変わっているところがありますので報告します。
(1)オサル湯
オサル湯そのものは以前のままですが、「蟠渓温泉健康センター」の右隣に広がっていた駐車スペースとなる空き地が現在工事の詰め所になっており、車がとめられない状態です。このため駐車には別の場所を見つけなければなりません。「蟠渓温泉健康センター」にも駐車スペースはありますが狭いため、オサル湯のためだけに車をとめるのは失礼かと思われます。
(2)フンベの湯
フンベの湯の入り口には以前から立入禁止の看板が立てられていましたが、この春からバリケードが設けられて更に入りにくくなっています。というのも、写真でみればわかりますが、湯屋の真下の崖が波でえぐれて崩壊する危険性が高まってきたからです。このため当ブログで紹介した赤いバラックのような湯屋は現在取り壊されており、入り口に近い方に青い湯屋が新たに建て直されました。内部の構造は以前とあまりかわりなく、従前のお湯を楽しむことが出来ます。私が5月下旬に訪れた時には狭い湯屋に6人ものお客さんが詰め寄せ、秘湯ながら大変な賑わいでした。
しかし新築早々登別市から、違法建築であるから撤去せよという指示が湯屋の管理者へ通告され、早くも予断を許さない状態に立たされています。そもそも市の所有地へ勝手に湯屋を建てたものであり、それを黙認してもらってきた経緯があって、にもかかわらず更に建て直したわけですので、上述のように崩壊の危険性がありながら看過するわけにはいかないというのが市の立場なのでしょう(通告の理由には「市が何もしないのはおかしい」とか「建物が立派過ぎる」といったことも挙げられていました)。今までのように曖昧のまま黙認され続けるかもしれませんが、最悪の場合は市が強制的に撤去する可能性もあります。実際いままでも市によって源泉のパイプを切断されることがあったそうです。
このような微妙な状況なので、当ブログでは現在のフンベの湯の姿を撮影した画像は掲載しません(脱衣所内にも撮影を禁じる掲示が貼られていました)。管理者側はインターネット等でフンベの湯が更に有名になって問題がこじれてしまうことに危機感を抱いているようです。気のせいかもしれませんが、常連さんは外部の人間に対してナイーブになっているようにも感じられました。これから訪れようとお考えの方はこうした事情を踏まえた上で、湯屋を管理されている方への感謝の気持ちを忘れないようにしてください。
尚、旧湯屋では夜間の照明としてロウソクが用いられていましたが、新しい湯屋ではロウソクは使用禁止となっていました。
(3)ヌプントムラウシ温泉
まだ当ブログではご紹介していませんが、新得から道道718号線をひたすら北上して更に林道を登ったところにある秘湯「ヌプントムラウシ温泉」は、温泉ファンには有名な温泉ですが、先日訪問しようと林道を進んでいると、道道と林道の分岐点である曙橋から約2kmのところでバリケードが設置され、通行止になっていました。林道の路肩が崩壊して通行できないとのことです。
北海道の野湯をたくさん巡っている事情通の情報によれば、路肩崩壊箇所にはロープが張られているのですが、このロープをどかして逆側(山側)の路肩にタイヤを載せれば何とか進めるそうです。しかし現地へ到達してもバルブが壊れていてお湯に入れる状況ではないそうです。ということで、林道の復旧まで当分は入湯を諦めざるを得ません。
(1)オサル湯
オサル湯そのものは以前のままですが、「蟠渓温泉健康センター」の右隣に広がっていた駐車スペースとなる空き地が現在工事の詰め所になっており、車がとめられない状態です。このため駐車には別の場所を見つけなければなりません。「蟠渓温泉健康センター」にも駐車スペースはありますが狭いため、オサル湯のためだけに車をとめるのは失礼かと思われます。
(2)フンベの湯
フンベの湯の入り口には以前から立入禁止の看板が立てられていましたが、この春からバリケードが設けられて更に入りにくくなっています。というのも、写真でみればわかりますが、湯屋の真下の崖が波でえぐれて崩壊する危険性が高まってきたからです。このため当ブログで紹介した赤いバラックのような湯屋は現在取り壊されており、入り口に近い方に青い湯屋が新たに建て直されました。内部の構造は以前とあまりかわりなく、従前のお湯を楽しむことが出来ます。私が5月下旬に訪れた時には狭い湯屋に6人ものお客さんが詰め寄せ、秘湯ながら大変な賑わいでした。
しかし新築早々登別市から、違法建築であるから撤去せよという指示が湯屋の管理者へ通告され、早くも予断を許さない状態に立たされています。そもそも市の所有地へ勝手に湯屋を建てたものであり、それを黙認してもらってきた経緯があって、にもかかわらず更に建て直したわけですので、上述のように崩壊の危険性がありながら看過するわけにはいかないというのが市の立場なのでしょう(通告の理由には「市が何もしないのはおかしい」とか「建物が立派過ぎる」といったことも挙げられていました)。今までのように曖昧のまま黙認され続けるかもしれませんが、最悪の場合は市が強制的に撤去する可能性もあります。実際いままでも市によって源泉のパイプを切断されることがあったそうです。
このような微妙な状況なので、当ブログでは現在のフンベの湯の姿を撮影した画像は掲載しません(脱衣所内にも撮影を禁じる掲示が貼られていました)。管理者側はインターネット等でフンベの湯が更に有名になって問題がこじれてしまうことに危機感を抱いているようです。気のせいかもしれませんが、常連さんは外部の人間に対してナイーブになっているようにも感じられました。これから訪れようとお考えの方はこうした事情を踏まえた上で、湯屋を管理されている方への感謝の気持ちを忘れないようにしてください。
尚、旧湯屋では夜間の照明としてロウソクが用いられていましたが、新しい湯屋ではロウソクは使用禁止となっていました。
(3)ヌプントムラウシ温泉
まだ当ブログではご紹介していませんが、新得から道道718号線をひたすら北上して更に林道を登ったところにある秘湯「ヌプントムラウシ温泉」は、温泉ファンには有名な温泉ですが、先日訪問しようと林道を進んでいると、道道と林道の分岐点である曙橋から約2kmのところでバリケードが設置され、通行止になっていました。林道の路肩が崩壊して通行できないとのことです。
北海道の野湯をたくさん巡っている事情通の情報によれば、路肩崩壊箇所にはロープが張られているのですが、このロープをどかして逆側(山側)の路肩にタイヤを載せれば何とか進めるそうです。しかし現地へ到達してもバルブが壊れていてお湯に入れる状況ではないそうです。ということで、林道の復旧まで当分は入湯を諦めざるを得ません。