引き続き今回も新潟県の咲花温泉です。今回ご紹介するのは前回の「湯元館」よりも駅に近いところにある旅館「柳水園」です。駅側から行くと右斜めに上がってゆく道があって、そのアプローチを登ればたどり着けます。他の旅館より駐車スペースは広いものの、建物自体はどこか古びているような気がします。
お風呂は玄関から入った一番奥にありました。脱衣所も隅々には埃が溜まっていたりと手入れの不十分さが感じられ、浴室もシャンプーなどが雑然と置かれており、古びた外観から受ける印象を悪い意味で裏切らず、整頓の方もいまいちでした。偶々私の訪れたタイミングが悪かったのでしょうか。
肝心のお湯ですが、「湯元館」と同じ源泉(6号井)を使用しているようで、透明ながら鮮やかな黄緑色を帯び、黒い湯の花が浮遊しています。硫黄の匂いも漂い、舌に軽い刺激を伴った苦味とタマゴ味・塩味が感じられましたが、「湯元館」よりタマゴ味が薄く苦味が強調されているようでした。湯使いは全く問題なく、新鮮なお湯が楽しめました。また、ここの浴室はものすごい湯気が充満していましたが、「湯元館」のように嵌め殺しのガラス窓ではなく、窓が開けられるので外気の涼しい風を感じることが出来ました。ただし川沿いではないので窓からの眺望は期待できません。
でも訪問時には私のほかにもお客さんが多く訪れており、他の旅館よりも敷居が低く気軽に入れるところがお客さんに受けているのでしょう。
含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
50.2℃ 成分総計1163mg/kg
JR磐越西線・咲花駅 徒歩3分(270m)
新潟県五泉市大字佐取7241 地図
0250-47-2121
入浴時間要問い合わせ
600円
私の好み:★★