5月15日(火)雨

娘が言う。
「今日、サークルの先輩(男子)としゃべったんだけどさぁ」
ものすごく不思議そうというか、納得いかないというか、おもしろかったというか
なんとも複雑な口調。
その先輩、地方出身らしい。
「第一志望がW大、第二志望がうちの大学で、第三志望が○○大学(私立)
そして、第四志望が△△大(国立)だったって言うの。
おかしいでしょ、その志望順番。
で、W大に落ちたから、うちの大学にきたらしいんだけど、驚くのは国立大にも受かってることだよ。
(補足:娘の大学には、突出してすばらしい、とある学部のとある学科があり、彼はそこ)
すんごく頭良いってことじゃん。
そんでもってさ、第三志望まで私立なんだから、いっそ、私立文系ってことで絞ればW大だって受かったんじゃないかな。
進路指導、おかしくない?」
母、思わず笑ってしまった。
彼が、どう考えてたか、先生がどう進路指導してたか、ホントのとこはわからないが、
地方の高校にはありがちなことだなあ。
地方、それも関東から離れれば離れるほど、関東の大学受験事情には疎くなる。
進路指導の先生達だって、わからないんだから、指導のしようもない。
ワタクシも、今振り返れば、めちゃくちゃな志望順位だった。
そして、国公立指向の強い地方の高校の先生達は、無理無理国公立大も受けさせる。
ワタクシの場合は、先に京都に行ってた兄が「そんなわけわからん公立大、受けんでよし」と止めてくれたが、
それでも、とにかく偏差値と知名度(自分の中での)だけで、受けたい大学を決めると言う無謀さ。
いや、確固たる信念を持って、「この大学のこの学部を受けます」という人もいるだろうが、
まだ自分の進路の固まってない大半の子たちは、偏差値順に並んだ大学名の中から
知ってる名前の大学を選んでたと思う。
そして、いつも思うのは、同じ高校にいた頭の良い子たちのことだ。
もったいなあなあ~彼らが東京にいたら絶対東大に受かってたよ(地方の中でも、さらに地方の高校っていうのはものすごく幅広い人材がいるのだ)
彼ら自身が、自分の実力を知らず、先生達ですら知らない。
娘の高校の先生が「受験はテクニックです」と言われたことが、ホントに納得できる。
・・・なんてことを娘と話し、その後、夫とも話す。
その翌日のニュースで『清掃員を続け19年、コロンビア大学を卒業』
素晴しいねえ~~~
学ぶということはこういうことですな。
受験とか大学とかを、小手先で片付けようとか、テクニックで乗り切ろうなんて考えること自体が間違いだね。
『勉強する』ということは、もっと壮大で夢のあることだね。
この清掃員の彼は、ユーゴスラビアから亡命してきて、まず、英語を話せるようになるところから始まったというからすごいではないか。
そして、まだ、この先、修士課程で学ぶという。
働きながら勉強する。
人生、ずっと勉強し続ける。
そして彼が言うことがいいじゃないか。
『幸せはポケットの中ではなく、心の中に』
・・・反省致します

娘が言う。
「今日、サークルの先輩(男子)としゃべったんだけどさぁ」
ものすごく不思議そうというか、納得いかないというか、おもしろかったというか
なんとも複雑な口調。
その先輩、地方出身らしい。
「第一志望がW大、第二志望がうちの大学で、第三志望が○○大学(私立)
そして、第四志望が△△大(国立)だったって言うの。
おかしいでしょ、その志望順番。
で、W大に落ちたから、うちの大学にきたらしいんだけど、驚くのは国立大にも受かってることだよ。
(補足:娘の大学には、突出してすばらしい、とある学部のとある学科があり、彼はそこ)
すんごく頭良いってことじゃん。
そんでもってさ、第三志望まで私立なんだから、いっそ、私立文系ってことで絞ればW大だって受かったんじゃないかな。
進路指導、おかしくない?」
母、思わず笑ってしまった。
彼が、どう考えてたか、先生がどう進路指導してたか、ホントのとこはわからないが、
地方の高校にはありがちなことだなあ。
地方、それも関東から離れれば離れるほど、関東の大学受験事情には疎くなる。
進路指導の先生達だって、わからないんだから、指導のしようもない。
ワタクシも、今振り返れば、めちゃくちゃな志望順位だった。
そして、国公立指向の強い地方の高校の先生達は、無理無理国公立大も受けさせる。
ワタクシの場合は、先に京都に行ってた兄が「そんなわけわからん公立大、受けんでよし」と止めてくれたが、
それでも、とにかく偏差値と知名度(自分の中での)だけで、受けたい大学を決めると言う無謀さ。
いや、確固たる信念を持って、「この大学のこの学部を受けます」という人もいるだろうが、
まだ自分の進路の固まってない大半の子たちは、偏差値順に並んだ大学名の中から
知ってる名前の大学を選んでたと思う。
そして、いつも思うのは、同じ高校にいた頭の良い子たちのことだ。
もったいなあなあ~彼らが東京にいたら絶対東大に受かってたよ(地方の中でも、さらに地方の高校っていうのはものすごく幅広い人材がいるのだ)
彼ら自身が、自分の実力を知らず、先生達ですら知らない。
娘の高校の先生が「受験はテクニックです」と言われたことが、ホントに納得できる。
・・・なんてことを娘と話し、その後、夫とも話す。
その翌日のニュースで『清掃員を続け19年、コロンビア大学を卒業』
素晴しいねえ~~~
学ぶということはこういうことですな。
受験とか大学とかを、小手先で片付けようとか、テクニックで乗り切ろうなんて考えること自体が間違いだね。
『勉強する』ということは、もっと壮大で夢のあることだね。
この清掃員の彼は、ユーゴスラビアから亡命してきて、まず、英語を話せるようになるところから始まったというからすごいではないか。
そして、まだ、この先、修士課程で学ぶという。
働きながら勉強する。
人生、ずっと勉強し続ける。
そして彼が言うことがいいじゃないか。
『幸せはポケットの中ではなく、心の中に』
・・・反省致します