パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

事実は小説より奇なり

2015年07月18日 | Weblog
7月18日(土)曇りのち雨

A夫人は、面白い話の宝庫でワタクシ会っている間中笑い続けている気がする。
今回も、彼女の仕事の話、お見合いおばさんになっている話、変人の夫の話などてんこ盛り。
その中で、「笑ってはいけないけど、もう笑わなしゃーないなあ」と言いたくなるような話も聞く。

ワタクシが以前働いていた会社の東北営業所の女性事務員OさんはワタクシとA夫人と同い年だった。
ワタクシがまだ九州で働いていた頃だから30代の頃に、病気でお母様を亡くされ、その半年後くらいにお父様も亡くなられた。
A夫人が言う。
「Oさん、なかなか大変らしいんだよね。」
n「おかあさんもおとうさんも立て続けだったものねえ。」
A夫人「おねえさんもだよ。」
n「え?そうなの?」
Oさんのおねえさんは、子ども二人連れて実家に出戻ってきてたらしいのだが、そのおねえさんも若くして病気で亡くなられたらしい。
二人の子どものうち、上の姪っ子は成人してたが、甥っ子はまだ高校生で、Oさんが面倒見た。
そのうち姪っ子が結婚し、離婚し、また再婚した。
子どもも生まれた。
が!この再婚相手ってのが、何をしたのかは知らんが、今刑務所に入っているらしい・・・
で、姪っ子ってのが「踊り子らしくて・・・」

n「は?踊り子?踊り子って何?ダンサー?」
あまりにすご過ぎる展開に言葉もなく聞いていたが、「事実は小説より奇なり」を地で行く感じに思わず笑ってしまう。
n「これをドラマ化したらさぁ『こんなことってあり得なくない?不幸を盛り過ぎっ』って言われるよね。」
すいません、話の腰を折りました。続けてください・・・

姪っ子は地方巡業とかあって、Oさんも姪っ子の子ども(保育園児)を預かったりしてたらしいが、ものすごく痩せている子らしく
とうとうネグレクトを疑われ児童相談所から施設へ入れる話が出る。
確かに、ちっちゃくて痩せてて、パパは刑務所で、ママは踊り子で地方へ行ってたりしたら、通報されるよね~
で、Oさんにも児童相談所から呼び出しがきて、Oさんは姪っ子の子どもの面倒も見ているらしい。
n「大変だね~
ご両親を早くに亡くされて可哀想だったけど、もうこの歳になって、独身で、仕事ちゃんとしててってなると悠々自適な生活かなって勝手に思い込んでたよ。
会いたいなあ~たまには東京にでてくればいいのになあなんてのんきに思い出したりしてたよ。」
と、また話の腰を折るn。
だって、もうここで話は終わりだと思うじゃない?
しかし・・・

A夫人「甥っ子がさぁ~」
n「あ、男の子もいたんだったねえ~あまりに衝撃的すぎて甥っ子の存在を忘れてたよ。」
A夫人「就職したんだけど、会社の車に乗ってる時に事故を起こしたらしくて、今、会社から訴えられて裁判沙汰なんだって・・・」
言葉も無いn。

Oさんがものすごい変人だったりしたら遺伝的要素を鑑みたりして、さもありなんと思えるのかもしれないが、至って普通のお嬢さんだった。
いや、普通より(ワタクシより・・・←普通の代表)全然上質の人。
賢くて、真面目で、でも時々辛辣に上司とかのことを分析する目がワタクシは大好きだった。
社員旅行の那須高原の牧場でウシを激写するワタクシを爆笑しながら見ていたOさんの顔が目に浮かぶ。

その後、もう一人の会社の同僚だったKちゃんの話になり、彼女もずっと独身で、年老いた両親と暮らし、母を看取り、父は痴呆が進んで徘徊老人。
出戻ってから再婚したおねえさんの子どもが、再婚相手に馴染めず実家に戻ってきて、その子と暮らしているとか聞くと、ついつい我が夫の弟を思い出してしまう。
この人達のことをシャッフルして一人の主人公を作り小説を書くとすると、ワタクシは主人公に冷たい親戚の一人で描かれるんだろうなとせつなくなる。
コメント
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