パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

我が区に椎名誠氏が来たのだ

2016年12月15日 | おでかけ
12月15日(木)晴れ
3ミッションを抱えた水曜日の昨日。
朝、しとしと冷たい雨が降っている。
しかしそんなことでくじけていてはミッションインポッシブルだ(・・・前から気になってたけど使い方まつがってない?)
今回のボランティアの勉強会の会場は区民館。
駅と駅の中間点に位置するという最悪のポジション。
カッパを着てチャリでゴー!
勉強会を終えた頃には雨も上がってくれたことに感謝しつつ、チャリを走らせレストランへ向かう。
前の教室のスタッフとの忘年会ランチだ。
たっぷり2時間、食べて飲んでおしゃべりして笑って、楽しいひととき。
またね〜次は新年会かしらね〜(って、すぐじゃん!)なんて言って別れ一回自宅へ戻る。
最後のミッションは「椎名誠 大人の講演会」
椎名氏は、若い頃、我が区に住んでおられたというご縁のおかげか、前にも無料の講演会があり夫婦で聞きに行った。(夫よ!今調べたら3年前だったよ。)
今回は我が区に住んでいた頃の思い出と、大人の人生の愉しみ方というのがテーマ。

我が夫、たくさん好きな作家やら評論家やらいるが、椎名氏もその中の一人。
普段なら、「本を買ったらサイン会に参加できますイベント」には興味を示さない妻なのだが、
せっかくの機会だし、講演会は無料だったし、と算盤を弾く妻。
ポーカーフェイスを装いつつ本を買いに行き、サイン会に並べる権利をゲットしてちょっと嬉しそうな夫。

をっ!そろそろ始まります。
三年前よりさらに円熟味を増された椎名氏の登場。
こんなジーンズの似合う72歳って!!!
まずは、我が区で過ごされた時の思い出話から始まり、食べ物の話、世界各国の話、政治の話、お嬢さんやお孫さんの話が、
流れるように、繋がっていく。
生きるってことはこういうことなんだなあ。
全てのことは繋がっている。
もちろんスライドもいろいろ見せていただく。
綺麗な景色、極寒の地、子供の笑顔、女たちの笑顔、椎名さんの笑顔・・・
世界を旅された彼ならではの視点から、チクリと日本を、政治を、叱咤される。
こういう時思うのは、原発にせよその他諸々のことにせよ、ワタクシが見聞きする文化人たちは大体が反原発派に思えるのだが、
世の中がそうならないのは、文化人と経済人の思考はイコールでなくて、いや、イコールどころか真逆なもので、
なおかつそれぞれの支持者たちの割合で経済人の方が大きく上回っているということなのか。
ワタクシの故郷鹿児島にも原発があり、今年、三反園氏が知事に当選された。
文化人代表と言っていいだろう。もちろん反原発を掲げての当選だ。
しかし、就任後半年も経たない先月末、川内原発の運転再開を容認した。
がっかりした。
文化人が経済人に負けた(?取り込まれた?)瞬間を見た気がした。

はっ!話が逸れてる。そして元に戻れない・・・
こういう話の逸れ方じゃないのよね〜椎名氏は。
自分の学生時代の貧乏飯の話から世界での日本食の話になり、ラーメンの話になり、ジンギスカンの話になり、羊の殺し方から国民性の話、と、流れるように話が繋がっていき、きちんと着地する。
聴く人を全く退屈させない。
ずっとずっと聴いていたいと思う心地よさ。
あと15歳若くて、もう一人女の子を産んだら、名前は「しいなちゃん(漢字はまだ決めてない)」にしてもいいくらいだ。
そもそも『椎』っていい漢字よね。
昔、何かの漫画の香椎君ってのが主人公で、「かっこいい名前だなあ〜」と思ってた。
・・・「あすなろ白書」だったっけ?と検索したら「掛居君」だった。この苗字も好きだったな。いかんいかん話を戻して・・・
よし!『椎』はこのままで行こう。『な』は『奈』『菜』『那』この辺りからか。
違う違う!ここに戻してもちゃんと着地できんだろっ!椎名氏講演会に戻して!

あっという間に時間が過ぎて講演会終了。
サイン会です。
 
楽しい夜でした。
コメント
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