2月18日(火)晴れ
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土曜日に、ラーメンを食べに行こう!となって、それなら帰りに図書館寄って予約本を受け取りたい!となって、
それなら今借りてる本を返さねば!となって、あと数ページを残すとことなってた「たそがれてゆく子さん」を慌てて読む。
が、最後の章で「うっ!」となる。
彼女には三人の娘がおり、その一番下の子が結婚するという話だった。
夫に「ちょっと待って!すぐ読み終わるから!」と言って読み始めたのだったが、泣けてきそうだったので急遽読むのをやめて最後8ページの写真を撮る。
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長女がカノコさん、次女がサラ子さん、三女がトメさん。
トメさんが突然結婚すると言う。相手はフィリピンからの不法滞在者。
アメリカに永住するためだかなんだかで結婚を急いでいると聞き、母は「利用されてるだけではないか」と不安だらけである。
とはいえそこは「伊藤比呂美」だからね。腹をくくって結婚式へ!
ちなみに、このトメさんだけがアメリカ人の夫との子である。
普通に恋する女の子と、恋する男の子だったことに胸をなでおろし、フィリピンの親族たちに可愛がられている娘を見て、安心する。
そして、なかなか、いい子に育てたのだと思う。
こう思えることは親にとって最高の幸せだ。
そして、こんなにいい子なのになぜ自分はその子に向かって四六時中文句を言っていたのだろう何が不満だったのだろうと考える。
わかる。すごくわかる。
結婚の披露パーティで、次女が新郎のお母さんに花束を渡し挨拶する。
そういうことができるような子じゃなかった。
長女のことまでは色々文句を本に書けた。
しかし次女のことは苦労しすぎて心配しすぎて悩みすぎて、本にも書けない。
親がこれほどだから、娘はもっと苦しんだだろうと回顧する。
そして、その苦労は、きっとアメリカなんぞに連れてきて振り回した自分のせいだと思っている。
その娘が、30を過ぎ、すっかり落ち着き、パートナーもいて、人前で挨拶をしている。
その姿を見て母は涙して、娘たちから「泣くポイントがずれてる」といわれる。
いい話だ。
先日、同じマンションに住むAさんとランチした。
ひょんなことから映画の話になる。
「ジョーカー」を夫婦で観た彼女とご主人の感想は「子育って大事だね。オレ達、間違ってないよな?」
ワタクシ、「ジョーカー」を、予告で「これはワタクシの趣味に合わないヤツ」とはじいていたし、
どのレビューにも、そういう子育ての確認をするようなものはなかったので、ちょっと笑えた。
そうそう!先日、とある韓国映画の試写会に行ったのだが、ターゲット的には20代から40代くらいで
55歳のワタクシはおそらく一人違う感想を持っただろうなと思った。
「子供はあっと言う間に大きくなるよ!」←ワタクシの感想。
その渦中にいる頃は、夜泣きが、昼泣きが、睡眠時間2時間が、苦しい子育てがこのまま永遠に続くような気持ちだった。
子育てを全く楽しめなかった。
これは残念なことだし、失敗だったと思う。
でも、大丈夫!娘はとってもいい子に育った。
「いい子に育てた」と思わせてくれる子供は、何よりも親孝行だなあと思う。
「たそがれてゆく子さん」は、時の流れを、自分の老いを、伴侶の老いを、子供の成長を、考えさせてくれた。
今、古市憲寿著「百の夜は跳ねて」を読み始めている。
彼は、以前ワタクシの夢にまで登場したくらいだ。きっと面白いだろう。また感想文、書きます。
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土曜日に、ラーメンを食べに行こう!となって、それなら帰りに図書館寄って予約本を受け取りたい!となって、
それなら今借りてる本を返さねば!となって、あと数ページを残すとことなってた「たそがれてゆく子さん」を慌てて読む。
が、最後の章で「うっ!」となる。
彼女には三人の娘がおり、その一番下の子が結婚するという話だった。
夫に「ちょっと待って!すぐ読み終わるから!」と言って読み始めたのだったが、泣けてきそうだったので急遽読むのをやめて最後8ページの写真を撮る。
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長女がカノコさん、次女がサラ子さん、三女がトメさん。
トメさんが突然結婚すると言う。相手はフィリピンからの不法滞在者。
アメリカに永住するためだかなんだかで結婚を急いでいると聞き、母は「利用されてるだけではないか」と不安だらけである。
とはいえそこは「伊藤比呂美」だからね。腹をくくって結婚式へ!
ちなみに、このトメさんだけがアメリカ人の夫との子である。
普通に恋する女の子と、恋する男の子だったことに胸をなでおろし、フィリピンの親族たちに可愛がられている娘を見て、安心する。
そして、なかなか、いい子に育てたのだと思う。
こう思えることは親にとって最高の幸せだ。
そして、こんなにいい子なのになぜ自分はその子に向かって四六時中文句を言っていたのだろう何が不満だったのだろうと考える。
わかる。すごくわかる。
結婚の披露パーティで、次女が新郎のお母さんに花束を渡し挨拶する。
そういうことができるような子じゃなかった。
長女のことまでは色々文句を本に書けた。
しかし次女のことは苦労しすぎて心配しすぎて悩みすぎて、本にも書けない。
親がこれほどだから、娘はもっと苦しんだだろうと回顧する。
そして、その苦労は、きっとアメリカなんぞに連れてきて振り回した自分のせいだと思っている。
その娘が、30を過ぎ、すっかり落ち着き、パートナーもいて、人前で挨拶をしている。
その姿を見て母は涙して、娘たちから「泣くポイントがずれてる」といわれる。
いい話だ。
先日、同じマンションに住むAさんとランチした。
ひょんなことから映画の話になる。
「ジョーカー」を夫婦で観た彼女とご主人の感想は「子育って大事だね。オレ達、間違ってないよな?」
ワタクシ、「ジョーカー」を、予告で「これはワタクシの趣味に合わないヤツ」とはじいていたし、
どのレビューにも、そういう子育ての確認をするようなものはなかったので、ちょっと笑えた。
そうそう!先日、とある韓国映画の試写会に行ったのだが、ターゲット的には20代から40代くらいで
55歳のワタクシはおそらく一人違う感想を持っただろうなと思った。
「子供はあっと言う間に大きくなるよ!」←ワタクシの感想。
その渦中にいる頃は、夜泣きが、昼泣きが、睡眠時間2時間が、苦しい子育てがこのまま永遠に続くような気持ちだった。
子育てを全く楽しめなかった。
これは残念なことだし、失敗だったと思う。
でも、大丈夫!娘はとってもいい子に育った。
「いい子に育てた」と思わせてくれる子供は、何よりも親孝行だなあと思う。
「たそがれてゆく子さん」は、時の流れを、自分の老いを、伴侶の老いを、子供の成長を、考えさせてくれた。
今、古市憲寿著「百の夜は跳ねて」を読み始めている。
彼は、以前ワタクシの夢にまで登場したくらいだ。きっと面白いだろう。また感想文、書きます。