4月11日(月)雨
映画「ドライブマイカー」がとても良かったので、原作になっている「女のいない男たち」を今読んでいる。
面白い。
あんなに春樹村上を毛嫌いしていたのはなぜなのか自分に問い詰めたい。
毛嫌いしている割には、有名どころの彼の長編は読んでいる。
「ノルウェイの森」に始まって、「ダンスダンスダンス」「1Q84」も。
でも、おそらく最初に読んだ「ノルウェイの森」が「嫌いなタイプ」の話だったのだろう。
以来、世にはびこるハルキスト達を冷ややかな目で見ることになる。
時は流れ・・・
映画「ドライブマイカー」を観て、初めて「ハルキ、すごい」となった。
いや、もしかしたら、濱口監督の手腕に依るところが大きいのかもしれない。(まだハルキストになれないワタクシ)
まだこの短編集の全部を読み終わったわけではないが、「女のいない〜」だけでなく他の短編からもモチーフとして映画に取り込んでいて、
そもそもこの「女のいない男たち」は短いお話である、それを179分の映画に膨らましているのだから、もうこれは監督の才に拍手喝采を送る。
ん?今また映画の話???
違う違う。
この短編集を面白がりながら、つくづく第一印象というのは大事なのだなあと思うわけで。
作家に限っての話になるのだが、第一印象、第1作目(自分が手にしたもの)にとらわれ続けている。
村上春樹氏に限らず、湊かなえ氏の第一印象も猛烈に悪かった。
ゆえに、そのあと読んだものが少し良かったとしても好きな作家のカテゴリーに入れない。
逆に、「青が散る」で衝撃的に好きだと思った宮本輝氏。
時々ワタクシの苦手な感じの小説を読んでも彼が「ワタクシが好きな作家ベスト10」から落ちることはない。
とはいえ、リアルでは、というか学生時代を思い出すと、クラス替えがあって、第一印象で「この子と仲良くしよう」と思っても、だんだん他の子が気になって、じわりじわりと仲良しの子や仲良しグループを変えるというのが、毎回恒例だった。
そんなことを思い出しながら、村上春樹氏のことを気になり始めたことを少し認めつつある春の雨の日であった。
映画「ドライブマイカー」がとても良かったので、原作になっている「女のいない男たち」を今読んでいる。
面白い。
あんなに春樹村上を毛嫌いしていたのはなぜなのか自分に問い詰めたい。
毛嫌いしている割には、有名どころの彼の長編は読んでいる。
「ノルウェイの森」に始まって、「ダンスダンスダンス」「1Q84」も。
でも、おそらく最初に読んだ「ノルウェイの森」が「嫌いなタイプ」の話だったのだろう。
以来、世にはびこるハルキスト達を冷ややかな目で見ることになる。
時は流れ・・・
映画「ドライブマイカー」を観て、初めて「ハルキ、すごい」となった。
いや、もしかしたら、濱口監督の手腕に依るところが大きいのかもしれない。(まだハルキストになれないワタクシ)
まだこの短編集の全部を読み終わったわけではないが、「女のいない〜」だけでなく他の短編からもモチーフとして映画に取り込んでいて、
そもそもこの「女のいない男たち」は短いお話である、それを179分の映画に膨らましているのだから、もうこれは監督の才に拍手喝采を送る。
ん?今また映画の話???
違う違う。
この短編集を面白がりながら、つくづく第一印象というのは大事なのだなあと思うわけで。
作家に限っての話になるのだが、第一印象、第1作目(自分が手にしたもの)にとらわれ続けている。
村上春樹氏に限らず、湊かなえ氏の第一印象も猛烈に悪かった。
ゆえに、そのあと読んだものが少し良かったとしても好きな作家のカテゴリーに入れない。
逆に、「青が散る」で衝撃的に好きだと思った宮本輝氏。
時々ワタクシの苦手な感じの小説を読んでも彼が「ワタクシが好きな作家ベスト10」から落ちることはない。
とはいえ、リアルでは、というか学生時代を思い出すと、クラス替えがあって、第一印象で「この子と仲良くしよう」と思っても、だんだん他の子が気になって、じわりじわりと仲良しの子や仲良しグループを変えるというのが、毎回恒例だった。
そんなことを思い出しながら、村上春樹氏のことを気になり始めたことを少し認めつつある春の雨の日であった。