パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

野良猫のいない世界へ〜1

2022年04月18日 | Weblog
4月18日(月)曇り

昨年初夏の頃、実家の庭で身重のサビ猫(愛称サビちゃん)を見かけるようになり思わずエサをあげるようになってしまった。
生まれたら捕獲して避妊手術をしようと思っていた。
無事4匹生まれたようだったが、捕獲を察知したのか来なくなり、心配していたら、同じ班のMさんちの車庫で親子で寝そべってる姿を見かけるようになり寂しい気持ちになった。
老母情報によると、Mさんが飼うらしいとのこと。
まあMさんも猫飼ってるし、おそらくサビちゃんの子のパパだろうと思われるので、責任を感じられたのかなあと思っていた。
その後ワタクシは実家から引っ越したが、たまにサビちゃんを見かけては声をかけ、実家に来た時にはエサをあげてねと老母に頼んだ。
娘が東京から帰省し、実家に3ヶ月滞在している。
その間、サビちゃんとは何回か遭遇しエサをやってくれている。
そして・・・サビちゃんのお腹がまた大きくなる。
う〜む・・・Mさんの「飼う」は「エサをあげる」ということで、避妊手術をしたり、家の中(せめて家の敷地内)で飼うということでは無いのね。
あんなに小柄なサビちゃんが年に二回も出産するというだけで体の負担を思ってしまうし、生まれた子がまたそのうち身ごもったりするのでは?とまさにねずみ算式。
自然淘汰されるというのは間違った、昔の考えである。
車に轢かれて死んじゃったりするのは猫も不幸、轢いてしまった人も不幸だ。
辛い話なので口にも文にもしたく無いのだが、サビちゃんの子猫4匹のうち1匹は事故ですぐに死んでしまったと聞く。
毎日のようにMさんちの前を車で通るワタクシとしては、その轢いたのが自分だったかもしれないと思うとまぢで怖いしなんとかしてくれよと思う。

が、ワタクシ自身は何もしないでここまできた。
実家に顔を出したタイミングにサビちゃんと会えると、大喜びでエサをあげるくらいだった。
無責任なのはMさんと同じ。同罪だ。
そこで我が娘が立ち上がった。
保護団体を調べて、メールして、電話して・・・
しかし、保護団体も手一杯なのか、それともこういう持ち込み案件は好ましくないのか、冷ややかな対応だったり・・・
それでもめげずに訴えたのだが、最初の団体の方曰く・・・
「身重の母猫を捕獲して出産まで面倒見て、生まれた子猫は譲渡会に出すのはやぶさかではない。
しかし、子離れさせた後の母猫の対処が決まらないと一連の行動には出られない。
子猫の貰い手はあるが、人馴れしていない野良猫は譲渡会に出せないし、出産前後で数ヶ月確保していた母猫を地域に戻すことはできない。」
ワタクシとしては、避妊手術後、地域猫としてみんなで餌やりをして一代限りの命を見守るという形を考えていたのだが、妊娠している猫はそういかないらしい。
おばあちゃんを頼りたい娘と、面倒を押し付けられたくない老母、大ゲンカしたらしく、号泣しながら娘から電話来たり、なかなかの修羅場である。
ワタクシはワタクシで、今年17歳の老猫イチのことを思うと、うちの中でサビちゃんを飼う(保護団体の人は、人馴れしたら譲渡会に出せるのでそれをやってくれというが、それは無理な話だ。)ことはできない。
毎日世話をしに行くからおばあちゃんちの縁側にサビちゃんを入れたケージを置かせてくれないかととお願いするも無理。
となると、出産後に捕獲して、避妊手術後、地域猫にという方向で相談してみようと別の保護団体に連絡を取る娘。
あちらはあちらで、腹立たしい問い合わせ等をたくさん受けてきたのであろう。
高圧的で厳しい(←やりとりのライン画面を見せてもらった。ワタクシだったら切れる)
少々キレた我が娘、電話で高圧には高圧で返したら、少し態度が軟化して優しくなったと言っていた。
なかなか強く賢く優しい娘だ(←いつも親バカなワタクシのスタンスは変わらない)
娘のおかげで、一歩進んだのは間違いない。
長くなるので、この話は〜2〜へ、つづく

今日の一枚は・・・
先日行った紫尾温泉街にいた穴熊。
野良猫もこんな感じで共存できないものかと思ってしまうワタクシはまだまだあまちゃん。
岩合さんも「猫のいる街は良い街」とおっしゃってるんだけどなあ。
コメント (2)
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