パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

一番古い記憶に残る好きなもの

2022年06月13日 | Weblog
6月13日(月)雨
今朝の「ラビット」のオープニングは、探したいものがテーマ。
ぼる塾あんりさんが30年前に無くした「セーラームーンの鍵」のくだり。
その鍵を持っていたセーラームーンコレクターが出てきたので思わず、そんな人ってたくさんいるんじゃない?と発したワタクシに、夫が「30年前だぜ」的な事を言う。
ワタクシはコレクター癖もオタク気質も持ち合わせていないが、それでも「好きなもの」は捨てられない。
夫が「30年前のモノを持ってる?」
すぐに思いつくのが、中学の時の友人すずちゃんのママからもらったうさぎのタオル。
もらった背景まで覚えている。
パパは大学の教授で、ママは織物デザイナーでひとりっ子のすずちゃん。
ちょうどパパの海外出張と、ママの東京での個展が同じ時期で、中二のすずちゃんを一人置いていけない、どうしたものかと。
で、うち来る?となって一週間ほどうちに泊まったことがある。
東京から帰ってきたママからワタクシへのお土産が、個性的なTシャツとピンクのタオルだった。
Tシャツはさておき、ピンクのウサギのタオルはワタクシの趣味にドンピシャ。
我が家のタオルと言えば、粗品でもらったお店の名入りのタオルか、逆にお中元とかでもらった目に優しくないどぎついカラーのタオルか。
そんななか、薄いピンクの、表面がなめらかなタオル地に、うさぎ。

このウサギのキャラクターは初めて見る。
可愛いけど子供っぽくない。
シンプルなジャンパースカートを着ている。
当時はサンリオ全盛期だったが、ビンボーゆえ買ってもらえず想いだけが募り、そのうち可愛さ余って憎さ百倍でキャラクター嫌いになっていくのはもっと先の話か。
サンリオキャラクターでもアニメのキャラクターでもなく、よくあるメルヘン調でもないうさぎが気に入った。
修学旅行とかのイベントにはもちろん、ここぞという時には必ず連れて行った。
けど、使うことはしない。
使うのは古びたいつものよれたタオル。
あれから43年。
引っ越しも10回以上した。
でもいまだにタンスのタオルとハンカチのコーナーにある。
全然使わないけど、さすがに色あせてはきている。
でも捨てない。

これが一番古いものかなあと思い出に浸っていたら・・・
あれ?あの陶器の犬はもっと古いよね。
前にも一回ブログに書いたことあるのだが、小二の時の話。
隣の席の女の子(そんなに仲良しでもなかったのに、その時の嬉しかった気持ちが大きいのか名前を今でも覚えている。ひとみちゃんだった)の筆箱に入っていたちっちゃなちっちゃな陶器の犬。
かわいいっっと大絶賛したら「あげようか?」
もらった。
お礼に自分の筆箱に入ってる、できるだけ可愛い鉛筆やら消しゴムやらをお返しした記憶。
今、写真撮ろうと思ったが、未だに引越しの段ボール箱の中ということに気づき、しょうがないから根性で12年くらい前のブログを探し出し、ピントの甘い写真を見つけ出した。
これよこれ、このちっちゃな可愛い陶器の子。

50年前に、私の物になった子。

この二つは、どんなにワタクシが断捨離をする事になっても捨てないだろうなあ。
コメント
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