パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

恋バナ

2025年02月08日 | Weblog
2月8日(土)雪曇り

先日の同窓会は、還暦同窓会と銘打った事もあり、100人越えの参加。
幼なじみもんちゃん、かこちゃんの初恋のO君T君も参加するとあり、二人はウキウキ。

その昔、横須賀から転校してきたO君はクールだった。
鹿児島弁の中に入れなかったのかもしれない。
あぶない刑事の柴田恭兵が好きだったかこちゃん「カッコいいっ!」
遥か昔の記憶を辿りながらキョロキョロ会場内を見渡す。
かこちゃんが「アレじゃない?」
革ジャンの襟元からパーカーのフードを出しているスリムな男性。
少々頭髪が薄くなってはいるが微かに面影がある。

もんちゃんはもんちゃんで、すーっとわたしらの近くによってきて「T君、いた」と指差す方には白いタートルネックの人。
さ、さ、爽やかを狙うにはもうワタクシたちは60・・・
せめて黒のタートルじゃなかったかT君よ。
もんちゃんはがらがらがらとシャッターを下ろし、それ以降彼は「ナダル」と呼ばれるようになる。
あなたこそ、その派手なブラウスはどうなんですか?と言われそうだから、ワタクシは言わないよ、人さまの服のセンスについては。
ただ、中学校の頃、坊主頭に学ランと、セーラー服しかお互いの姿を見た事なかったわけで、オシャレ番長のもんちゃんは許せなかったのだろう。
スーツがお似合いのエリート君もいるし、いかにも自由業なラフなスタジャンが板に付いてるポニーテール男もいて、これはこれで面白い。
女子もマダムからおばちゃんから色々で面白い。
グレーのパンツスーツのTさんはかこちゃんから「よっ!市議会議員!」と言われる始末。
あなたたち、ちょっとは口を慎みなさい。

二次会のスナックに行く頃にはすっかり出来上がっていたかこちゃん。
抜け目なくO君の隣に滑り込む。
手持ち無沙汰なワタクシ、彼女とO君のツーショットを撮って、別の会場のもんちゃんに送ってみたりする。
二次会もお開きとなり、かこちゃんをみると、まだO君にベタベタ。
次のお店に誘っているようだ。
「かこちゃん、あたし帰るよ」と声をかけると、なんの引き止めもなく「バイバ〜イ」
あ、そうですか。

翌朝、クラスラインに、一番にO君が昨夜のお礼のメッセージ。
また集まる時は誘ってくださいとある。
こういう事を言いそうな子じゃなかったのにと、またしみじみと月日の流れを感じるワタクシ。
きっと、 O君、久しぶりにちやほやベタベタされて、嬉しかったのかもねえなんて思ってると、今度はもんちゃんからライン。
昨日、どんな感じで二次会はお開きになったの?と聞くから、カクカクシカジカ。
もんちゃんはかこちゃんからラインがきて、そのお店に行ってみると、ワタクシが送った写真よりさらにベタベタ度を増した二人。
あたしゃ一体何を見せられてるんだと思ったよ、ともんちゃん。
そして、へべれけの二人の飲み代まで支払って解散となったらしい。

反省会ランチに登場したかこちゃんは「もう思い残す事ないわ」と涼しい顔。
確かにねえ。
柱の陰からうっとり見つめて、女子だけでキャーキャー言ってた中学時代の自分に見せてあげたい景色だったかもねえ。

なんにせよ、好きという感情からの行動ははたから見ると可愛かったり可笑しかったり。
そこにプラス酔っ払いという事も加わって面白さが倍増する。
60にもなると「好き」というワードが会話に登場しなくなって久しい。
だから「好き」にまつわる言葉や行動や気持ちを目にして若返ったような気がする。
「推し」がいると年中のこの「好き」の世界にいるということか。
そりゃシワも無くなるわさと思う事であった。

今日の一枚は・・・
南国の象徴のような「蘇鉄」の葉に積もる雪。
上の山茶花のピンクが差し色。
ワタクシに絵心があったら一村ばりの構図で描きたいところだが、如何せん・・・
コメント
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